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2014年7月26日より全国公開
東映
公式サイト
 高校生と先生があることをきっかけに現代から江戸時代にタイムスリップしてしまうお話なので、時代劇というよりも現代劇っぽく観られる楽しい作品でした。勝海舟役を玉木宏、現代からやってくる先生役を石原さとみ、生徒役を柄本時生、川口春奈、千葉雄大が演じています。実際に勝海舟がどんな性格の持ち主だったのかはわかりませんが、もし本作のような優しくてでもちょっと情けないところもある人物だとしたら親しみが持てるだろうなと思いました。本作の完成報告会見のときに監督が「社会情勢や環境が違っても、そこに生きている人たちは昔も今も変わらないものがあるのではないかと思いながら撮りました」と話していましたが、まさにその通りのメッセージがストーリーにも盛り込まれています。もちろん単にエンターテインメント作品として楽しんでも良いのですが、根底にあるどの時代の人間でも変わらないところが何なのかも考えながら観てもらえたらと思います。 それから本作には柄本明が柳田龍三役として出演していて、息子の柄本時生と共演しています。残念ながら同じシーンに2人が登場することはありませんでしたが、柄本時生のセリフのなかに、親父ネタで柳田龍三をいじるシーンもあったので要チェックです（笑）。勝海舟と現代からタイムスリップしてきた現代人とが接触することでどんなことが起こるのか、また歴史にどんな影響が及ぶのか、ぜひ楽しく観てください。 |
 誰でも楽しめる作品なので、デートで観てもオーケーです。ラブストーリーではありませんが、初々しい高校生の恋愛がちょっとだけ登場します。でも気まずくなるようなシーンはありませんし、初デートや付き合い立てのカップルも気軽に相手を誘って大丈夫です。エンタメ要素が盛りだくさんなので、ぜひ仕事終わりのデートなどで一緒に観て、一緒に笑ってスッキリしてください。 |
 キッズもティーンも楽しめます。キッズにとっては幕末や歴史そのものに興味を持つのにちょうど良い作品だと思います。ただ史実に基づいている部分と、そうでない部分があるので、観終わったら調べてぜひ確認してみてください。ティーンは同世代のキャラクターを中心に観て、将来の不安や悩み、親や先生への反発心など共感しつつ、自分にも置き換えて自分自身のことも見つめてみましょう。 |
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©2014「幕末高校生」製作委員会
2014.5.28 TEXT by Shamy
