2017年12月16日より劇場公開
AMGエンタテインメント
公式サイト
佐野和真、窪田正孝らが番長役を務めたヤンキー映画“ガチバン”シリーズや、山田裕貴、青木玄徳主演の“闇金ドッグス”シリーズに続き、新たなアウトローの物語として誕生したバイオレンス&カーアクション映画が本作『ボーダーライン』。前2シリーズと本作を合わせた一連の作品が、新たに“AMG・アウトロームービー・ユニバース”と命名されたことも先日発表され、人気シリーズであることが伺えます。新たな主人公、我妻アベル役に抜擢されたのは特撮TVドラマ“絶狼-ZERO-”シリーズなどで人気を博し、ロックバンド“DUSTZ”のボーカルRayとしても活躍する藤田玲。端正な顔立ちとセクシーな声が影のあるアベルにぴったりなんですが、アベルの幼なじみとして登場する紅井レオ役の荒井敦史も、めちゃくちゃ“イケボ”(イケメンボイスの略。イケメンのように人を魅了する声のこと)で、声フェチの女子にはたまらない作品です(笑)。ちなみに紅井レオは、シリーズ作品『ガチバン TRIBAL』で主人公だったキャラクターで、ほかにも『闇金ドッグス』からは副島淳演じるキヴィマキーが登場するなど、作品をまたいだ登場人物達の活躍も同シリーズのファンにはたまらないでしょう。少年院あがりのアベルが、自動車整備工場で真面目に働きながらも、運び屋として裏社会のトラブルに巻き込まれていくというハードなストーリーに、バイオレンスシーンとカーアクションシーンの迫力が加わったなんとも男臭い作品ですが、あぶない男達の魅力に女子も引き込まれてしまうと思います。 |
ラブストーリーの要素はハッキリ言って皆無。というか、女性キャラすらほどんど出てきません。血とガソリンの匂いがスクリーンから漂ってくるような、闇の世界に生きる男達のいさかいを描くストーリーはデート向きとは言いがたいですが、上映時間が約70分と気軽に観られるので、こういうテイストの作品が好きなカップルなら一緒に観てもいいと思います。また、劇中には、“2012 TOYOTA86(D2仕様)”、“HONDA S2000”、“1973シボレー・コルベット スティングレイ”、“1968フォード マスタング”などの日米の旧車が多数登場しますので、旧車好きなカップルなら観賞後に盛り上がることは必至でしょう。 |
本作に年齢制限はありませんが、物語の世界観や暴力描写などを考えると小さいお子さんには不向きだと思います。できれば中学生以上になってから観てほしいです。「うまい儲け話には必ず落とし穴がある」という教訓も本作から学んでほしいと思います。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/藤田玲
©2017「ボーダーライン」製作委員会
2017.12.13 TEXT by min