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ブリグズビー・ベア

2018年6月23日より全国公開／PG-12
カルチャヴィル
公式サイト

ファンタジーなのかなと思っていたら、ガッツリとリアル世界のお話だったのは意外（笑）。序盤にショッキングな事実が明かされ、切ないムードから始まるのですが、そこにフォーカスするのではなく、主人公ジェームスの成長を描いている点で、前向きな作品と言えます。ジェームスに何が起こっているのかを知らずに観たほうが素直に驚けると思うので、鑑賞予定の方は、あらすじは読まないで観るのをオススメします。ジェームスの人生を思うと、とても気の毒ではあるのですが、本当の悪人というのが出てこず、皆自分なりの幸せを掴もうと必死なだけなので、誰にでも共感できると思います。最後にはホッコリできますよ。

独特の世界観なので、多少好みが分かれそうな気はしますが、女子は好みそうな作風だと思います。ロマンチックな展開はあまりないので、ムードが盛り上がるというタイプの映画ではありませんが、優しい気持ちになれるストーリーです。クスッと笑えるシーンもあるので、リラックスして観たいデートの時にはオススメです。

PG-12なので、小学生は保護者と一緒に観てください。でも、皆さんがもし同じ立場だったらと想像すると、少し怖いと感じる部分もあるので、せめて中学生以上になってから観るほうが良いでしょう。あと、“ブリグズビー・ベア”というクマと青年が戯れるお話ではないので、ファミリー映画ではないことは、念頭に入れておいてもらえればと思います。