2016年7月2日より全国公開
クロックワークス
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コネもお金も経験もない田舎出身の女の子が、好奇心と強い信念だけを武器に人生を切り開いていく爽快なサクセス・ストーリー!これが実話だと知り、とても勇気づけられました。主人公のモデルとなったのは、世界的なランドスケープ・デザイナーのメアリー・レイノルズ。故郷アイルランドの手つかずの自然を愛してやまない彼女が、ガーデニング大会の世界最高峰である「チェルシー・フラワーショー」に雑草とサンザシの木だけを使った斬新な作品で挑んだ逸話と、彼女の型破りで正直な生き方を描いていきます。誰もが無理と言う状況であっても、「好き!」という自分の気持ちだけを頼りに、まっすぐ進んでいくメアリー。その姿はとても魅力的ですし、彼女を後押しするように起こるスピリチュアルなエピソードも不思議で、“意味のある偶然”や“引き寄せの法則”といった類いの話に興味がある人にもおすすめです。ガーデニングに関心のある人はもちろん、今、何かに迷っている人や一歩踏み出す勇気がほしい人にも観てほしい作品です。 |
メアリーを演じたエマ・グリーンウェルの野生児的な魅力もさることながら、相手役のクリスティを演じたトム・ヒューズのツンデレ具合と美形ぶりがたまりません。2人のラブストーリーもしっかりと描かれていて、デートにもおすすめの作品です。ただ、前述したように、スピリチュアルなエピソードも随所に描かれていますので、そういった話が苦手な相手とのデートには不向きでしょう。ちなみに、本篇でもちらっと触れていますが、現実ではメアリーとクリスティは後に別れ、今では良い友人なのだとか。2人の甘〜いラブシーンを観て、現在のお互いのパートナーがヤキモチを焼かないかと、ちょっぴり心配になってしまいました(笑)。元カレ、元カノの存在が原因でモメているカップルも、デートで観る際には注意したほうがよいでしょう。 |
どんな逆境にもめげないメアリーの活躍は、キッズやティーンにも勇気を与えてくれるでしょう。ガーデニングというテーマ自体はいささか地味のような気もしますが、「好きで仕方のないことがあるなら、まずやってみよう!」という気持ちを後押ししてくれる作品です。親子で鑑賞した際は、環境問題や自然の大切さについて話し合うきっかけになるかもしれません。 |
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2016.6.22 TEXT by min