2017年11月17日より全国公開
東和ピクチャーズ
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1作目も環境問題の現状にショックを受けましたが、本作は世界の政治情勢が絡み、より複雑になった環境問題について、理解を深められる内容になっています。先進国と発展途上国の言い分の違いも、どちらも正論に聞こえて、複雑な心境になりましたが、この一見解決できないのではと思える難題でも、アル・ゴアは諦めず、政治家としての手腕もふるって、解決していきます。その姿はとてもカッコ良くて、ラストはちょっと感動でウルッとすらしてしまいます。彼がアメリカ大統領になっていたら、世界は少しでも変わったのではないかと思ってしまいますね。本作を観ると、パリ協定の重要性もわかったり、かなり勉強になります。1作目よりも、観やすくなった感じもあり、シリーズとはいえ、本作から観ても充分についていけるので、ぜひ多くの方に観て欲しいです。 |
ロマンチックなムードになるような映画ではありませんが、ドキュメンタリーとしてはとても観やすく、エンタテインメント性が強い作品よりも、少しでも知恵が増えそうな社会派映画を好む相手なら、こういった作品のほうが喜んで付き合ってくれるのではないでしょうか?環境問題に熱い相手だと、蘊蓄を並べられる可能性はありますが、それも勉強のうちと思って、素直に聞いてあげてください。 |
環境問題と聞くと難しく思えてしまいますが、そんなことはありません。本作はとてもわかりやすく描いていて、世界の政治情勢と環境問題との関係について、とても勉強になります。社会の授業が苦手という人も、こういう映画から入れば取っ付きやすく感じるかも知れませんよ。親子で行くのも、友達と行くのもアリです。 |
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2017.11.8 TEXT by Myson