2015年9月12日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
ゲームセンターには通っていませんでしたが、ドンキーコングやパックマン、テトリスはやったことがあるので懐かしいという感覚はもちろんありましたが、ゲームにそんなに思い入れが無くても普通にコメディとして笑いどころが満載で満足でした。オタクたちへの愛情がいっぱい感じられて、「世のオタクたちよ、頑張れ!」という優しさが滲み出ていました。とはいえ、オタクという括りのなかには、「自分には得意なことがあったのに、こんな人生を送っているはずじゃなかった」と日々悶々としている一般庶民皆が含まれていて、そんな“昔子どもだった大人たち”に向けてのメッセージにも好感が持てました。一方で、「何でお前が大統領なんだよ」というキャラクターの対比も笑えるし、その他いろいろなシーンに散りばめられたブラックユーモアは、世の中の滑稽さを極端な形で比喩していて見事です。心のなかで「なんでやねん(笑)!」を連発しながら観ましたが、気楽に笑えて、心を元気にしてくれる映画です。 |
デートで観ても楽しい作品です。一昔前に実在した人気ゲームが登場しますが、当時のことを知らない世代でも問題なく楽しめます。オタク、ゲームがキーワードではありますが、ゲームファン、オタクで無くても、誰でも楽しめますよ。ストーリーの捉え方も自由なので、観終わったあとは「昔ハマったゲームとかあった?」と気楽な話題で盛り上がっても良いし、「子どもの頃に得意だったことは?」「子どもの頃に抱いてた将来の夢って何だった?」と少し過去に踏み込んで会話をしてみても良いでしょう。 |
キッズやティーンの皆さんは、今ゲームに夢中な人も多いと思うので、本作で登場するゲームそのものを知らなくても、こういう世界観は身近に感じることができるでしょう。ゲームを攻略していく楽しさを映画の大きなスケールで体感するだけでも楽しいですが、少し身になる観方として、チームワークや正々堂々と戦う姿勢などにも注目してもらえたら嬉しいです。 |
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2015.9.7 TEXT by Myson