“何もしない”毎日から卒業することになった少年クリストファー・ロビンが、大人になって“何もしない”をできなくなってしまう様子は、大人なら誰もが共感できると思います。そんなクリストファー・ロビンに対して、プーさんが投げかける無垢な言葉は、「言われてみれば本当にそうだな」と思えることが多く、大人の心にはズキュンときます。一生懸命働くのは良いことだけど、毎日を忙しく過ごし、本当に大切なものを見失ってしまいがちな大人に、立ち止まるきっかけを与えてくれる本作。クスッと笑えるシーンもありつつ、大人になったクリストファー・ロビンの心を反映してとても寂しげに映る世界もじわじわと心に響きます。結末についても、とても綺麗にまとまってスッキリ。大人こそ楽しめる1作です。 |
仕事人間になりがちな相手を誘うと、良い刺激が与えられると思います。夫婦はもちろん、これから結婚する予定のカップルが観ても、家族観について、客観視できる部分があるでしょう。気まずくなるような展開もなく、最後はホッコリするので、誰が観ても楽しめるはず。初デートでも大丈夫です。 |
子どもの頃には持っていた心や視点を、大人になると忘れてしまうのだということを、本作を通して、キッズやティーンの皆さんが今知っておくのは良いことだと思います。お父さん、お母さんが仕事で忙しく、一緒に過ごせる時間が少なくて、寂しい思いをしている人は、ぜひ家族で観に行って欲しいです。親子でお互いの気持ちがわかると思うし、良い気付きが得られると思います。 |