2017年7月15日より全国公開
東映
公式サイト
日本が誇る戦隊ヒーローをモチーフにしているという点だけでも親近感がわきます。やっぱりハリウッドのスケールで作るとスゴイな〜と、ちょっと悔しい思いもありますが、こんなにスケールアップした作品を観ると、嬉しいですね。本作のベースとなっている『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は観たことがありませんが、誰もが子どもの頃、何かしら戦隊ヒーローは観ていたと思うので、種類が違っても懐かしさはありました。同時に、アメリカの学園ものにお約束のシチュエーションもちゃんと盛り込まれていて、日米の文化がバランスよく融合され、本作独特の世界観に。高校生達の無邪気なやりとりは笑えるシーンも多くて、ユーモアと迫力のアクションのメリハリも効いています。メンバー5名を演じた若手俳優達はまだ日本では知名度が低いですが、ブライアン・クランストン、エリザベス・バンクスの2人が脇を固めていることで、作品に貫禄が出ています。それにしてもエリザベス・バンクスはこういう灰汁の強い役が似合いますね!本当に不気味だし、憎たらしいです。私は字幕版で観ましたが、日本のエッセンスがある作品なので、吹き替えだとどんな風に見えるのかも気になります。 |
ベースは戦隊ヒーローですが、一般的なハリウッドのアクション超大作と変わりがないので、老若男女誰でも観やすいと思います。際どいシーンなどもなく、学生達のチームワークと成長を主に描いているので、カップルで観て気まずいと思うようなシーンもありません。日本でも戦隊ヒーローものは昔から人気でずっと今も続いているので、年の差カップルでも楽しめるのではないでしょうか。 |
これはキッズやティーンの皆さんに特にオススメしたい作品です。戦隊ヒーローにハマっていた人、今も好きな人も多いと思いますが、馴染みのある日本の戦隊ヒーローものが、アメリカで作られるとどうなるのか、ぜひ観てください。最初は友達でもなかった5人の学生達が、一つの使命を受けたことで結束し、成長していく様は皆さんにも勇気と元気を与えてくれると思います。 |
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2017.6.28 TEXT by Myson