2015年10月24日より全国順次公開
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私もとても好奇心旺盛でポジティブな性格なので、主人公ライラにとても共感しました。一つの物語のなかに複数のテーマが絡み合っていて、いろいろな問題が浮かび上がりましたが、意外にとっちらかることなく、ライラの好奇心旺盛なキャラクター性をうまく利用して、新たな問題が提起されるストーリーの流れや、相互の問題の絡み合い、それに対する作り手の答えの示し方がとても上手くできているなと思いました。また悲壮感で観られてしまいがちなテーマを扱いつつ、カラッとした明るい人間ドラマに仕上がっているのも素晴らしいと思います。やっぱりこれもライラのキャラクター設定が上手にできているからだと思いますが、愛すべき主人公を創り上げた点で主演のカルキ・ケクランの功績も大きいと思います。一見、彼女自身が身障者なのかなと思えるくらいリアルな演技をしているのですが、明るい笑顔がとても魅力的で、ライラが抱えるハンディキャップなんて笑い飛ばしてしまえと言わんばかりのはじけた明るさが観ていて爽快です。 |
ストーリーそのものはとても良い内容なのですが、性的描写が思った以上に生々しいので、初デートやまだ浅い付き合いのカップルは気まずいかも知れません。ライラは好奇心旺盛なので、ときに好きという気持ちよりも、好奇心で相手と関係を持つこともあり、そういうシーンを好きな男子と観るというのは、女子にとっては少々複雑かも知れません。1人でじっくり観るか、同性の友達と観ることをオススメします。 |
キッズが観るにはまだ早いテーマなので、もう少し大人になってから観てください。高校生くらいなら、だんだん恋愛関係も大人ゾーンに入っていくので、ライラが持つ悩みや好奇心を等身大で想像できるでしょう。ライラとお母さんの関係にもぜひ注目してください。何でも本音をぶつけ合える信頼関係がとても素敵ですよ。 |
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■カルキ・ケクラン インタビュー
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2015.10.19 TEXT by Myson