聖人化されているニコライ2世と、バレリーナのマチルダの恋愛が描かれているということで、ロシアでは上映禁止の騒動も起きたという本作。国も時代も違うので、現在と比べて当時がいかに厳しい状況だったか想像の域を出ませんが、今日本でも同じようなことがスキャンダラスに報道されている件も頭に浮かび、やはり時代や国を問わず、王室や皇室と呼ばれる世界には禁断の恋が付きものなんだろうなと思います。やはり国や国民から祝福されないとわかっていたら相当辛いだろうし、普通だったらすぐにギブアップすると思いますが、食い下がるマチルダが強い!美しさだけでなく、こういう強さがさらにニコライ2世を魅了していたのでしょうね。やはり女は強いなと思えるし、一般人で良かったなと実感できます(笑)。 |
家族や友達など周囲から関係を反対されているカップルは、共感ポイントが多いでしょう。現代日本でも、家柄で結婚相手に制約が課されている人はいそうですが、本作を一緒に観るとどちらに気持ちが転ぶか想像ができません(苦笑)。なので、相手や自身が弱腰になっている状況ではオススメしません。そういう状況に悩まされる心配がない方は、悲恋を観てよりお互いの気持ちを盛り上げてください。 |
とてもドラマチックなラブストーリーで実際にあったことなので、世代を問わず引き込まれると思います。皇帝とバレリーナという組合せもすごくロマンチック。煌びやかな世界を覗くというスタンスでも充分に楽しめます。小学生にはちょっと大人過ぎる内容かも知れませんが、興味があれば観てみてください。 |