2017年4月7日より全国公開
東宝映像事業部
公式サイト
本作は、第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞2位に選ばれ、累計売上120万部を誇るベストセラー、森見登美彦著作の「夜は短し歩けよ乙女」をアニメーション映画化。また、原作は“大学生が選ぶ本第1位”に選ばれ続けているそうです。主人公の黒髪の乙女と先輩をはじめ、多くの大学生キャラクター達が奔走するストーリーで、京都の町を舞台にした、ファンタジックでビビットな世界観が、オシャレなものに敏感な若い世代の支持を得るのも納得です。大学生という人生でも特別な時期に属する若者達の滑稽な奮闘ぶりは、どこか懐かしく、愛おしくもあり、それぞれのキャラクターに愛着が湧いてしまいます。好奇心だけは旺盛で、でも恋には鈍感という黒髪の乙女も、人物像としてはとてもリアルで、共感できる女子も多いのではないでしょうか?一見ハチャメチャ過ぎるストーリー展開ですが、大学生という時期に経験する多くの事を一晩に集約したファンタジーのように思えました。独特な絵のタッチにも風情を感じます。先輩役の声を星野源が担当していますが、こういう世界観にもピッタリだし、アニメーションの世界観にも溶け込める声質だなと感心しました。 |
大人向けのアーティスティックなアニメーション作品なので、デートで観ても楽しめると思います。ラブストーリーではありますが、不器用な2人の物語で、気まずいシーンはなく、初々しくて共感できる内容だと思います。特にアニメ好きでなくても、観やすいですよ。 |
いわゆるファミリー向け、キッズ向けのアニメーションではないので、幼いお子さん向けではありません。難しいストーリーではないですが、ちょっとエッチな絵が出てきたりする点や、感覚的に楽しめるかどうかという点で、中学生以上にオススメかなと思います。 |
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©森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会
2017.3.21 TEXT by Myson