2012年4月28日より全国順次公開
トランスフォーマー
予告編
二度もアカデミー賞にノミネートされながらも、俳優を引退し、ラッパーに転向すると宣言したホアキン・フェニックスのその後の生活を撮影したドキュメンタリーなのですが、まさか、こんなに下品な映画だとは思いませんでした。これは大がかりなイタズラだったということでもっとコメディ色が強いかというとそうでもない。一部ジャッカス的なノリがあり(私はジャッカスは好きな方ですが)、この映画のなかの一部のシーンは引いちゃいました。男子の子どもじみた度を超した遊びなんでしょうけどね〜。ホアキンはここからまた俳優に復活しても、依頼がくる役柄への影響が出そうだなと思いました。 で、一番ツボだったのは、ラッパー転向といってる割には、ラップが下手くそ(笑)。「ん?私が素人だから下手くそに聞こえるのか?」とも思いましたが、これは冗談にしても説得力がなさ過ぎて笑えます。で監督はケイシー・アフレックなのですが、2人とも「人気俳優であるお兄ちゃんを持つ弟」ってことで共通点があり仲が良いんですかね(ホアキンは故リヴァー・フェニックスの弟、ケイシーはベン・アフレックの弟)。弟としてのコンプレックスをこのイタズラで発散しているのかなと勝手に解釈して観てしまいました。で、おふざけ映画の割には終始じとっとしたシーンで展開し、ラストは真面目な感じで終わるので、ちょっと不思議な映画でした。正直ピンとこない部分もありましたが(笑)、好奇心で観たい方はぜひ。 |
ずばり、デートには向いていないですね〜(笑)。ホアキンのファンだから観るというのにしても、幻滅しちゃう方向の映画なのでその辺りは覚悟して観てください。あと、下品なシーンがかなり多くあります。ホアキン自身ではないですが、仲間の男性が下半身を露出しているシーンや、ご飯を食べたあとに観るのは避けたいシーンもあります。ホアキンが仕掛けた大がかりなイタズラと結構コメディなのかと思いきや、意外に低いトーンで撮られたドキュメンタリーなので淡々と展開していき、テンションが上がるような映画ではありません。どうしても好奇心で観たいカップル以外は敢えてデートでというのは避けた方が良いでしょう。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/ホアキン・フェニックス
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2012.4.21 TEXT by Myson