2014年3月21日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
観る前はもっと子ども向けだと思っていたので、実はあまり期待していなかったのですが、観てみるとシュールな笑いも多く、期待以上で相当気に入りました。そして実写映画では絶対に実現不可能と思われる豪華キャラクターの共演が本当に楽しくて、映画好きとしてワクワクする点も多々ありました。特にお気に入りなのは本作でメインキャストになっているバットマン。実写映画で観るヒーロー像とは違って、レゴの世界のバットマンとしてキャラクター設定されているようで、マイペースでプレイボーイ、ひねくれてわがままな一面を持ったバットマンがかなりツボでした。笑い自体も子どもと大人のツボを両方バランスよく抑えた作品で感心しましたが、込められているメッセージも大人に向けて、子どもに向けてといった感じでうまく作られています。そのメッセージには子どもから大人までレゴを愛するファンへの愛情が感じられて余計に共感しました。 映像もかなり手が込んでいて、実際のレゴを使ったらこう見えるというのをリアルに再現しています。レゴファンでなくても充分に楽しめたし、人間一人一人の大切さを教えてくれる作品なので、ぜひ大人も子どもも観て欲しいと思います。字幕版だとウィル・フェレル、エリザベス・バンクス、チャーリー・デイ、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマンというありえないほど豪華な面々が声を務めているので映画ファンはぜひ字幕版で観てください。 |
かなり特異な作品なので、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、映画をよく観に行くカップルはたまにはこういう作品を観ても良いと思います。気楽に観られるし、意外に子どもっぽ過ぎることもなく若いカップルならば抵抗なく気軽に笑えて楽しめるでしょう。大人カップルはあまりに冷静に観てしまうと感情移入出来ないかも知れませんが、レゴ大好きな彼氏や旦那さんなら夢中になるはず。熱狂的ファンに向けてのメッセージもあるので、ぜひ誘ってあげましょう。 |
キッズはグイグイ引き込まれると思うし、レゴに興味がないティーンでもストーリーや登場するキャラクターたちの豪華さで楽しめると思います。キャラクターたちもかわいいので、女子中高生も好きなタイプの映画でしょう。 レゴならではのストーリーになっていて、最後になるほどという種明かしがあります。観終わったらキッズはレゴが欲しくなるかも知れませんが、おうちの人が困らない程度におねだりしてみては? |
関連記事:
■『レゴ®バットマン ザ・ムービー』(同シリーズ作)
©2014 Warner Bros. Entertainment Inc.
2014.3.18 TEXT by Myson