2017年4月1日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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オープニングからエンディングまで余すところなく、ユーモアが詰まった本作は、笑いどころがたくさんありました。同シリーズの『LEGO®ムービー』を観てドはまりでしたが、同作で異彩を放っていたバットマンが今回は主人公とあって、期待も充分。その期待を裏切ることのない出来映えですが、バットマンの卑屈過ぎるダメキャラぶりに磨きがかかっていて、やりたい放題感にさらに大満足。ここまで元のキャラクターからいじっても、DCコミックス的にオーケーなのは、レゴというブランドに寄る作品だからなのでしょうか。本作には、バットマンの宿敵ジョーカーも登場しますが、2人の関係の設定もとてもユニークで、ツッコミたくなる一方で、妙に説得力があります(笑)。ほか、レゴで作った世界観ゆえにクスッと笑えるシーンもあり、レゴの魅力をフル活用している点が見事です。一見子ども向けの作品ですが、ブラック・ユーモア満載なので大人こそ笑って楽しめます。 |
映画を観慣れていない人を誘う場合や、相手の好みがわからない場合に、急にこれを一緒に観ようというと、突飛な感じがしますが、まずは予告編を一緒に観て、反応が良かったら誘うと無難でしょう。カップルで観て気まずいシーンは全くなく、一緒に笑えると2人の距離も縮まるので、デートにもオススメです。実写の“バットマン”シリーズや、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を事前に一緒に観ておくと、なお楽しめると思います。 |
大人も好きな笑いですが、“笑いのわかる”キッズやティーンにもたまらない作品だと思います。屈折しまくった性格のバットマンも憎めないし、無邪気なロビンも可愛くて、バットマンであるブルースの執事アルフレッドもおもしろキャラです。これを機に、実写版の“バットマン”シリーズ(特にクリスチャン・ベールが主演のシリーズ)を観ると、いかにレゴ版がコミカルに作られているかがわかり、よりユーモアが実感できると思います。 |
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©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
2017.3.21 TEXT by Myson