2017年12月9日より全国順次公開
パルコ
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マッチョ好きとしては、観ないわけにはいかない本作(笑)。『マジック・マイク』で“ビッグ・ディック”・リッチーを演じたジョー・マンガニエロが、アメリカ、ダラスにある男性ストリップの店“ラ・ベア”で働く男達の素顔を追ったドキュメンタリーです。多くの女性を熱狂させる熱いステージだけでなく、さまざまなタイプの男性ストリッパーの日常を映し出し、ある事件がきっかけで故人となってしまった伝説のストリッパーの半生も語られるので、いくらマッチョ好きでも脳天気なノリで通して観るタイプの映画ではありませんが、セクシャルな分野で働くという意味を、男性側の視点で観るという体験ができる点で有意義だと思います。サービスするのが女性でお客が男性の場合と、サービスするのが男性でお客が女性の場合とで、こうも違うのかと思える事がいくつかありましたが、とてもデリケートな仕事ですよね。同時に本能的、動物的な部分を出さなくてはいけないという点でも、すごく大変な職業だと改めて思いました。マッチョ好きでも、そうでなくても、ドキュメンタリー映画として観やすいので、知られざる世界を覗いてみてください。 |
ドキュメンタリー映画と言えども、さすがにこれをデートで観るのは恥ずかしいのではと思います。それ以前に、この作品を一緒に観ようと誘う段階で、どういうつもりで誘っているのかと余計な想像を抱かせてしまいそう。ベテランカップルならアリだと思いますが、この作品は女子同士のほうが気兼ねなく鑑賞できると思います。 |
R指定はついていませんが、やっぱり「キッズもティーンもぜひ観てください」とは言いづらい内容です。この内容が与える影響がどうのこうのというよりは、こういう大人の世界のお話は、本当に大人になってから観れば良いと思うからです。ストリッパー達の生き様だけでなく、お店にくる女性達の心情も、若い皆さんにはまだ理解しづらいかも知れません。成人してから観るくらいで良いのではないでしょうか。 |
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2017.11.29 TEXT by Myson