2018年1月20日より全国公開
松竹
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9歳の少年が、たった9年のあいだに何度も命が危ない目に遭っているという設定から、何となく“アレの話”かなと予想は付いたのですが、もう一つの謎が同時進行していくので、どういうカラクリになっていくのか解き明かす楽しさはラストまでありました。謎が解けたら解けたで、「やっぱりか!」と、予想が当たった爽快感もありましたが、サスペンスと人間ドラマが絶妙に織り交ぜられたストーリーには、とても引き込まれました。ジェイミー・ドーナン、サラ・ガドンといった美形俳優がキャスティングされていることで、サスペンスに良い惑わしが加わり、よりドラマチックになっています。さらに、ルイを演じたエイダン・ロングワース、脇を固めたアーロン・ポール、オリヴァー・プラットの名演も功を奏していると思います。若干強引だなと思えるカラクリもありますが、そこは映画ということで目をつむりましょう(笑)。でも、根本にある問題は、実際に世界中のどこかで何件かは起こっていることなので、ゾッとしますよ。 |
ラブストーリーの要素はありますが、ロマンチックになるのとはちょっと違うので、そこは期待せず、あくまでサスペンスとして楽しむスタンスなら、デートで観るのもアリでしょう。ただ、お互いの素性がまだあまりわかっていないカップルや、初デートではオススメしません。 |
これは子ども目線で観るととても怖いだろうし、複雑な心境になると思います。誰にでも身近な話というわけではありませんが、潜在的にどこにでもありうる話とも言えるので、知っておく分には損はないですが、こういう現実も世の中にはあるということを受け止めるには、せめて中学生以上になってから観るほうが良いのではないでしょうか。 |
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2018.1.9 TEXT by Myson