2011年11月19日全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト 予告編
ある日、突然妻に離婚を告げられ、同時に浮気を暴露されるという悲劇から始まる物語。良き夫ではあるけれど、男としてセクシーさを失ってしまったというのが、妻に見放された理由の1つというのは、女性側も女らしさを失わないように気をつけないといけないなと思いました。こういう映画って、たかが映画ですが、ちょっとしたシーンで自分の日常も振り返っちゃいますね。でも、スティーブ・カレルのイメージが「おもしろいおっさん」という感じなので、彼が演じる夫がみるみるうちにダンディになっていくのが笑えました。演出もわざと臭い感じにしていたり、こういうコテコテな感じ嫌いじゃないんですよね。そして、ライアン・ゴズリングが演じるプレイボーイ。これまた“いかにも”な演出をにやにやしながら観てました。それにしてもライアン・ゴズリングって、完璧なハンサムって感じでもないと思うのですが、なんだかセクシーでかっこいいんですよね。私は『きみに読む物語』くらいからずっと好きです。そして、見事なマッスル・ボディを披露するシーン。アメリカの映画って、こういうわざわざ見せてるのかと思えるシーン多くないですか(笑)?でもライアンの肉体、素敵なのでウェルカムです(自分で言っててきもいですが・笑)。で、てっきりスティーブ・カレルが演じる夫キャル側の物語だけなのかと思いきや、いろいろな人の恋愛観の変化を描いている映画でした。人って「こういうのが私の理想の恋愛」って思い込んでるけど、意外にそこに縛られて幸せな恋愛に巡り会っていなかったりするのかも知れないですね。ありがちなラブストーリーとも言えますが、逆にそのオーソドックスさが安心して楽しめました。人間関係のこじれ方も意外な展開を見せて、ほどよいサプライズも良い感じです。 |
ぜひ、マンネリカップルやご夫婦でデートで観て欲しい映画です。ずっと愛してきたのになぜだかときめかなくなって、それがやがて…という過程を経て、失って初めて相手の大切さに気付く。ありがちなストーリーではありますが、やはりこういうのはたまに思い出さないといけない感覚ですよね。2人でこの映画で自分たちを客観視してみて、お互いにまた磨き直して、ときめきを取り戻すきっかけにして欲しいと思います。若いカップルについても描かれていますよ。自分の思い込みで素敵な恋愛にたどり着けなかった男女が思わぬ事がきっかけで、本当の自分を理解してくれる相手を見つけます。人を好きになるって素敵だなと改めて思える映画です。 |
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©2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2011.11.10 TEXT by Myson