2018年3月16日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
“死者の国”と聞くと、怖いところというイメージが湧きますが、さすがピクサー、ディズニーの手にかかると、こんなにカラフルでファンタジックな美しい世界になるんですね。ガイコツになったご先祖様達もチャーミングで、とても身近な存在に感じられる演出にも、クリエイター達の技を感じます。家族の伝統やルーツと自分の生き方が合わずに苦労する人は、万国共通でいると思いますが、両方を尊重するストーリーに、優しさと愛が溢れています。ディズニー、ピクサーの作品は、こういうところが徹底していて、作り手の人生観なども作品に滲み出ているから好きなんですよね。そして、ホロッとするだけでなく、最後に驚きの展開もあり、アドベンチャーとしても楽しめます。大人目線でも、子ども目線でも、得るものがある作品です。 |
少年が主人公なので、ファミリー向けの印象はありますが、大人が観ても感情移入できるポイントが充分あります。なので、老若男女問わず、どんなカップルでも安心して観られます。家族の意に反した夢を追いかけている人がいたら、ぜひ誘ってあげてください。家族と疎遠になっていたとしても、本作を機に少し考え方を切り替えられるかも知れません。 |
本作を観ると、実際に会ったことがないご先祖様達の存在がとても愛おしく思えます。子どもの頃は、お墓参りや、仏壇に手を合わせることにあまり関心が持てないかも知れませんが、どこかでいつもそっと見守ってくれている存在がいると思うだけで、少し意識が変わると思います。親子や、おじいちゃん、おばあちゃんと観るのにもオススメです。 |
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2018.2.14 TEXT by Myson