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2013年11月1日より全国公開作品/PG-12 © Alien Produzioni / Picomedia /Telecinco Cinema/ Mod Producciones 2012 |
『ある愛へと続く旅』 |
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熱愛の末に結婚したジェンマとディエゴ。ジェンマは素の自分でいさせてくれるディエゴを心から愛し、ディエゴもジェンマのためなら無茶なことでも何でもしてしまうほど愛情を注いでいます。苦労しながらも暮らす2人は初めのうちはすごく愛し合っていて、この2人は永遠に結ばれるだろうと思うのですが、子どものことが夫婦の問題になってくると、ジェンマは自分を責めてしまいます。ディエゴはそんな彼女を気遣いますが、子どもがなかなかできないことに傷心しているジェンマは、だんだんこのままの自分ではディエゴに愛されないと感じ始めます。 |
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愛する人の子どもを産みたい、母になりたいと願うのは女性にとっては当たり前のこと。でも、子どもは望んでもなかなか授からない場合もあります。そんなとき、女性は自分自身の責任だと、男性に引け目を感じてしまいがち。ジェンマがまさにそうです。ディエゴよりも年上で、年齢的なことも気にしているのか、だんだんとジェンマは自信をなくしていきます。彼から「愛されなくなる」という不安が募ってくると、その思いをディエゴにぶつけてしまいます。ディエゴは受け止めていますが、だんだんと2人の関係性が変わっていきます。愛し合っていても理解できなくなったんでしょうね。 |
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TEXT by Myson