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『今度は愛妻家』 |
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もう後戻りができない段階だと知りながら、主人公の俊介が彼のもとを去ろうとする妻さくらに「俺、なんで、お前にもっと優しくしなかったんだろうな」と言います。 |
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男女問わず、こういう後悔を経験した方は結構いるんじゃないでしょうか。そばにいるのが当たり前の存在、自分のことを愛しているという揺るぎない確信ができる存在に対して、油断というか、怠慢というか、釣った魚に餌はやらない主義というか、「この人がいなくなるわけがない」と思ってしまうんですよね。でも、相手も人間。一方的な愛だと感じてしまうと、限界がくるかもしれません。愛が冷めているならば別の話になりますが、愛しているならばやっぱり気持ちを表さないと、お互いに不幸。本当はシンプルなことなのに、一度どう優しくしたら良いのかを忘れてしまうと難しくなるのかも知れません。日頃から、ちょっとずつでも良いから相手に優しくする姿勢は忘れないように行動で示さないといけないですね。 |
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TEXT by Myson