2010年7月9日リリース
アミューズソフトエンタテインメント
公式サイト
泣きました〜。公開時から気になっていたのですがずっと観ないままいて、「今、観ないと!」と思ったタイミングで観て、まさに今観て良かったと思えました。前半は豊川悦司が演じている俊介が本当にダメなヤツだけどそれがコミカルに描かれていて、薬師丸ひろ子が演じているさくらとの掛け合いが笑えて、男女の思考回路の違いみたいなものを観察できて楽しいです。後半は急展開で一気に真剣なムードになりますが、驚きの真相が次々に出てくるのでずっと物語に引き込まれました。この見せ方は実にうまい!やられた感がありましたね。で、撮り方が舞台演劇っぽいなと思ったら、原作は戯曲というので納得でした。 そして、内容ですがとても心に響きました。ずっと一緒にいると当たり前の存在になって、大切さを意識せずに毎日が過ぎていくけれど、お互いに愛があるということを伝えるのはとても大事なことで、逆に相手が具体的に愛を語らなくても愛されていることを感じ取ることも大事なんだなと思いました。そして、それは「今」やらなければいけないことなんだなと実感できました。マンネリ化した夫婦やカップルはぜひ観て欲しい映画だし、「私はこんなに尽くしているのに…」と悶々としている女性はこれを観ると考えが整理できると思います。 |
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2012.4.26 TEXT by Myson