>映画に隠された恋愛哲学とヒント集7

雪の降る夜に出かけたペイジとレオは、帰る途中に交通事故に遭ってしまい、ペイジは昏睡状態から目覚めるも、レオと出会ってからの幸せな４年間の記憶を失っています。両親との問題を忘れ、自分の夢すらも忘れてしまったペイジに献身的に尽くすレオでしたが、やがて二人に限界がやってきます。

レオがペイジを愛していることは彼女に充分に伝わっています。だからこそ、ペイジは自分の記憶が戻らないままレオと一緒にいることに罪悪感を感じてならないという状況に陥ります。一方レオはペイジといることで何とか彼女との幸せを取り戻そうとしますが、自分の思いが彼女にとって重荷になっていることに気づき始めます。ずっと一緒にいるだけじゃ、愛じゃない。相手のためにどうすることが一番なのかを考える二人。彼らの決断はとても切なく胸が苦しくなりますが、それはお互いに対して大きな愛による決断で、愛するとはこういうことなのだと実感させられました。
これは実話なのですが、このあとにも物語は続きます。ネタバレするのでここでは言及しませんが、愛が本物なら、こういう未来が待っているんだと希望が持てます。やっぱり愛は頭でなく、心にあるものなのだと思います。