今回は裏社会を描いた“闇金ドックス”シリーズの第3弾『闇金ドッグス3』の主演、青木玄徳さんにインタビューさせて頂きました。青木さんが演じた須藤司のキャラクターにちなんだ質問や、俳優というお仕事のおもしろさについて伺いました!劇中の司はすごくチャラい男子でしたが、青木さんご自身はすごくユーモア溢れる楽しい方で会話中も笑いが起こる場面がたくさんありました。
PROFILE
1987年10月19日、埼玉県生まれ。2011年にミュージカル“テニスの王子様2ndシーズン”で跡部景吾役でデビューを果たし、その後『仮面ライダー鎧武/ガイム』の戦極凌馬役に抜擢され大ブレイク。そのほかに特撮ドラマ『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』、映画『Mr.マックスマン』、ミュージカル“リボンの騎士”など多方面で活躍。主演を務めたDVD『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル ロックシード版』は、シリーズ初のオリコンDVDランキングで首位を獲得。今後は、映画『Bros.マックスマン』、舞台“人間風車”、さらに今年(2016年)秋には、昨年上演され大きな反響を呼んだ舞台“もののふ 白き虎”の最新作で主演を飾る。映画『闇金ドッグス3』では、1と2に引き続き須藤司役を演じ、本作では主演を飾る。
シャミ:
本シリーズの1と2では、山田裕貴さんが主演でしたが、3で青木さんが新たに主演することとなりプレッシャーはありませんでしたか?
青木玄徳さん:
撮影当時はそんなにプレッシャーを感じていないと思っていましたが、今振り返ると本作が初主演だったということもあって、やっぱりプレッシャーはあったと思います。でも気心が知れているキャストやスタッフの方達と一緒だったので、ある程度リラックスした環境のなかで良い緊張感を持って演じることができたと思います。
シャミ:
山田さんは3でも登場していますが、現場で何か一緒に話し合いましたか?
青木玄徳さん:
2と3の撮影に入るときに、監督がエチュードをやろうと言い、役づくりのための時間を設けてくださったんですよ。そのときに山田さんといろいろとお話しさせて頂きました。もともと僕は仮面ライダー、山田さんは戦隊ものに出演していたことがあって、同じ特撮出身という共通点があったり、共通の知り合いもいたので、すぐに意気投合しました。その時間を設けて頂いたからこそ、僕と山田さんの和気あいあいとした雰囲気が映画にもそのまま反映されたと思います。
シャミ:
映画のなかの忠臣(山田裕貴)と司のコンビは、すごく息が合っていて良いなと思いました。では司を演じる上で気を付けた点や意識した点はありますか?
青木玄徳さん:
女性客と忠臣達と話しているときとで、雰囲気を変えようと心掛けました。できるだけ相手に寄ってスイッチを切り替えるように意識しましたが、実際にそれが上手くいったかどうかはわかりません(苦笑)。
シャミ:
切り替わる感じはすごく伝わってきましたよ!特に女性を目の前にすると扱い方がすごくスマートで、すごいなって思いました。
青木玄徳さん:
ちゃんとスマートに見えましたか?
シャミ:
はい、話し方とかが全然違うなって思いました。途中で司の性格が少し変わってしまうシーンがありましたが、劇中の女性客達と同じ目線で「今の司は、司らしくない!」って思いました(笑)。
青木玄徳さん:
ありがとうございます!司は本当に正直な人で、わかりやすく変わるんですよね。
シャミ:
司がもし身近にいたら友達になれますか?
青木玄徳さん:
僕は正直、友達になりたくありませんが(笑)、彼はいろいろなネタを持っていそうなので、たまに「一緒に飲みに行こうよ」と誘って話を聞いて、笑わせてもらったら「じゃあ、またね!」くらいの関係なら良いかも知れません。でも彼には絶対お金は貸したくないです(笑)。
シャミ:
こうしてお話しさせて頂いていると青木さんと司は違うタイプなのかなと思うのですが、司を演じてみていかがでしたか?
青木玄徳さん:
難しい役でしたね。司は忠臣がいることで補ってもらっている部分がいっぱいある人なんだと思います。結構突拍子もないことをパッと思い付いて、そこに向かってしまう傾向があるのですが、ずっと一緒にいたら司のそういう子どもっぽいところに疲れてしまうのかなって思います。
シャミ:
でもそういう子どもっぽいところが、可愛くて放っとけないなって感じましたよ?
青木玄徳さん:
実は女性だとそういう意見の方が多いんですよ。同性目線だと、司みたいなキャラはちょっと引いちゃう人もいるかも知れませんね(苦笑)。でもそんな司に対して、しょうがないなって思いながらもつるんでいる忠臣は本当に情に熱い男だと思います。
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2016年5月21日より新宿バルト9にて公開他、順次公開
監督:土屋哲彦
出演:青木玄徳/山田裕貴/波岡一喜/津田寛治
配給:AMG エンタテインメント
闇金“ラストファイナンス”で働く須藤司は、元ホストで、女の扱いには絶大な自信を持っていた。そこでウィーメンダイヤルという女性専用の金融システムを作り、男の武器を駆使しながら、次々と女性債務者を増やしていた。そこに現れたのが、元アイドルのえりなと、ステージママの聖子。それぞれの話を聞き事情を知っていくと、次第にこの2人の裏側にとある悪徳プロダクションが浮かびあがり…。
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