過去にもTVドラマ化、映画化され、社会現象を起こした鈴木由美子の原作“白鳥麗子でございます!”が、劇場版『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』として再びスクリーンに登場。今回はそんな本作で白鳥麗子に振り回される大学生の哲也役を演じた水野勝さんに、恋愛スタイルや日々の日課についてお話を伺いました。普段は“BOYS AND MEN”のリーダーとしても活躍されている水野さんですが、ものすごくしっかり者で、グループに対しても役者としても志の高い方でした!
PROFILE
1990年11月22日、愛知県生まれ。名古屋発の男性エンタテインメント集団“BOYS AND MEN”のリーダー。東海地方を中心に活動し、ドラマ、映画、情報番組のレギュラーなど幅広い場で活躍。2016年には、山田悠介原作の映画『復讐したい』で主演を飾り、劇場版『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』ではTVドラマ版に続き秋本哲也を好演。
シャミ:
人気コミックが原作で、過去にも映像化された有名作品ですが、出演するにあたりプレッシャーはありましたか?
水野勝さん:
プレッシャーというよりも、本当に歴史がある作品ですし、すごい方々が演じてきた役なので、そこに自分が挑戦できるという喜びの方が大きかったです。それに今回は、設定がかなり現代版にアレンジされていたので、絶対に別物になると思っていました。もちろん多少原作に沿う部分もあるのですが、沿わないといけないというプレッシャーよりも、どれだけ新しいものを作れるかを考えていました。
シャミ:
役づくりとして何か取り組んでいたことはありますか?
水野勝さん:
哲也は女性関係に関して、結構フラフラしていたので(笑)、まずはそこを理解するところから始まり、監督ととにかく話し合いました。それと個人的なテーマとして、マンガの1シーンを切り抜いたような場面作りをしたいと考えていたので、敢えてあまり動きを付けていないシーンが結構あります。普通なら喋りながら立ったり歩いたりという流れがあるのですが、今回の哲也に関しては1つの体勢が決まったらそのまま喋るということを意識していました。
シャミ:
なるほど〜。哲也は確かに女性関係でフラフラしていましたが(笑)、水野さんご自身はあまりフラフラするタイプではないということですか?
水野勝さん:
僕はものすごく一途ですよ(笑)!“熱しやすく冷めやすい”という言葉がありますが、僕の場合は“熱しにくく冷めにくい”なんですよ。
シャミ:
そういうところが哲也と違うから「何で?」ってなったんですね。では、哲也に共感できたところはありましたか?
水野勝さん:
僕と哲也は全然違うタイプなのですが、劇場版のなかで「いろいろな状況があるかも知れないけど、結局は俺達の気持ちなんだよ」って言うところは共感できました。僕自身も気持ちってすごく大事だと思っているので、恋愛にしても、夢を叶えたいとか、何かしたいという気持ちでも、ただなんとなく思っているだけではダメで、本当に強い気持ちがないと現実は変わらないと思うんです。そういう点では哲也とすごくリンクするところがありました。
シャミ:
ドラマ版と劇場版とで哲也自身かなり成長していましたよね。そういうギャップが女子としてはキュンとするポイントでした。
水野勝さん:
だいぶ盛り返しますからね(笑)!劇場版でも合間にドラマの回想シーンが入るので、昔と今を比べながら、こんな哲也くんだったけど今回はすごく良い男になったなって感じて頂けると思います。
シャミ:
哲也自身は普通の大学生で、麗子はお嬢様という格差恋愛が描かれていましたが、水野さんご自身は、生まれ育った環境が全く違う相手との恋愛はアリだと思いますか?
水野勝さん:
僕が本当に好きだと思ったら、相手がどんな人であれ本気でいくと思います。格差なんて関係ないです!
シャミ:
すごくカッコ良いですね!!
水野勝さん:
何事にも全力なので、恋愛の場合も本気でいきますよ!でも恋愛って相手の気持ちありきなので、相手が少しでも受け入れてくれる可能性があるなら、僕はどれだけでも全力になれるよっていうスタンスでいたいです。
シャミ:
すごく素敵ですね。最近は恋愛しても相手にストレートに気持ちを伝えない人が多いと聞くのですごいなと感心してしまいました(笑)。そういう恋愛に消極的な人達に向けて水野さんなりにアドバイスを頂けますか?
水野勝さん:
“恋はタイミング、フィーリング、ハプニング”という言葉がありますが、それを待っているだけじゃやっぱりダメだと思います。恋愛にしても夢にしてもそうですが、何事も自分から掴みにいくものなので、好きって思うなら好きって言った方が良いと思います。まだ相手の気持ちがわからないからって躊躇するよりもストレートに「好きです」って言った方がちゃんと伝わるのかなって思います。
シャミ:
こうしてお話しさせて頂いていると、水野さんご自身が哲也とは本当に違うタイプなことがよくわかります(笑)。でもこの作品のなかでは、ちゃんと哲也に見えるからすごいですよね。
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2016年6月11日より全国ロードショー
監督:久万真路
出演:河北麻友子/水野勝/小林豊/田村侑久/久松郁実/上野優華/松金よね子
配給:エスピーオー
いくつもの困難を乗り越え、無事結ばれた麗子と哲也は、順風満帆な同棲生活を送っていた。そんなある日、麗子は哲也のバスケ部の合宿に付き添い、故郷の静岡県下田に帰省する。哲也の家族と会うことになり、プロポーズ?とはしゃぐ麗子だったが、下田では白鳥家が関わるリゾート開発が計画され、哲也の父ら地元の漁師達がその計画に反対し、2人の家は対立関係にあった。麗子は開発を止めさせようと、パパに訴えるが逆に説得されてしまい、外出禁止を言い渡されてしまう…。
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
イイ男セレクション/水野勝
©鈴木由美子/講談社©2016「白鳥麗子でございます!」製作委員会