シャミ:
普段は“BOYS AND MEN”のメンバーとして活躍し、そのなかでリーダーをしていますが、リーダーというポジションの大変なところと良いところを教えてください。
水野勝さん:
大変なところは、自分が出ていきたいって思うところでも我慢しないといけない場面があることですね。もし僕だけがドンドン行ってしまったら、チームではなくなってしまうんですよ。それだとグループとしてどんなんだろう?と思うので、リーダーなら一人一人のメンバーを生かしつつ、このチームがどう見られるのか、どういうポジションに持っていきたいのかを常に考えていくべきだと思っています。良いところは、グループとして評価されたときにメンバーを代表して、リーダーである僕に「すごく頑張ったね」とか、嬉しい言葉をかけてもらえるのがすごく光栄なことだと思います。
シャミ:
映画の現場などに、グループではなく個人として入ったときに、グループでの経験が役に立つことはありますか?
水野勝さん:
普段から「今この人は何を考えているのかな?」という見方をしているので、そういう部分は個人の現場で役に立っていると思います。この業界にはいろいろな考えや感性を持っている人がいますが、この人はどういう考えを持っているのかよく観察しています。例えばちょっと人見知りの人がいたら、明るく振る舞うとか、相手に寄って変えています。
シャミ:
リーダーだからなのかも知れませんが、水野さんはすごくしっかり者のお兄ちゃんタイプという感じですね。
水野勝さん:
ありがとうございます。実は妹がいて本当にお兄ちゃんなんです(笑)。だから結構人の動きを見てしまうんですよね。でも人のことをよく見ているからこそお芝居に生きることもたくさんあります。
シャミ:
しっかりしている方って、周りにすごく気を遣われている印象ですが、疲れたりしませんか?疲れたときの発散法もあれば教えてください。
水野勝さん:
たまには疲れるときもありますよ(笑)。僕の場合発散方法は、格闘技です。最初はお芝居でアクションをやりたくて始めたんですが、結果自分自身のいろいろな成長に繋がっているんです。格闘技って「シュッシュッ」って言いながらやるのですが、そのせいもあってか最近「声量が上がったね」と言われたり、ミット打ちをしているときも、今の自分に何が足りないのか考えたりする時間になっていて、格闘技という一つのことを突き詰めているんですが、結果ほかのところにも生かされているんです。
シャミ:
一つのことをいろいろなことに生かすことができるってすごく素敵なことだと思います。メンタル的な部分も含めて普段から心掛けていることは何かありますか?
水野勝さん:
毎日、必ず目標を作って家を出ています。
シャミ:
ちなみに今日の目標は何だったんですか?
水野勝さん:
今日はこの作品の取材の日で、グループではなく個人の仕事の日なので、僕自身のことや役のことをたくさん話せるように頑張ろうと思って来ました。だからまさに今それを実行中です(笑)。
シャミ:
しっかり達成できていると思います!では最後にこれから本作をご覧になる方に向けてオススメコメントをお願いします。
水野勝さん:
ドラマ版の場合は放送されていないエリアもありましたが、映画は皆さんご覧になることができます。劇場版から観て頂いても全く問題なくついていける内容なので、ぜひ観て欲しいと思います。またドラマを観ていた人には、哲也くんの男度がいかに上がっているのかに期待して頂けたらと思います!
2016年3月23日取材&TEXT by Shamy
前に戻る<<<<< 1 2
2016年6月11日より全国ロードショー
監督:久万真路
出演:河北麻友子/水野勝/小林豊/田村侑久/久松郁実/上野優華/松金よね子
配給:エスピーオー
いくつもの困難を乗り越え、無事結ばれた麗子と哲也は、順風満帆な同棲生活を送っていた。そんなある日、麗子は哲也のバスケ部の合宿に付き添い、故郷の静岡県下田に帰省する。哲也の家族と会うことになり、プロポーズ?とはしゃぐ麗子だったが、下田では白鳥家が関わるリゾート開発が計画され、哲也の父ら地元の漁師達がその計画に反対し、2人の家は対立関係にあった。麗子は開発を止めさせようと、パパに訴えるが逆に説得されてしまい、外出禁止を言い渡されてしまう…。
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
イイ男セレクション/水野勝
©鈴木由美子/講談社©2016「白鳥麗子でございます!」製作委員会