ミン:
スタッフはもちろん、お2人もなかなかの職人肌ですよね。そんなお2人が特に好きなシーンを教えてください。
渡部秀さん:
僕はタモト清嵐くん演じる光三がメカをちょこちょこいじっているシーンとかが意外と好きです。そういう影の功労者が、スーツのメンテナンスをしてくれたりしているわけで、ドタバタした展開を支える緻密なものを観たときに「こういうシーンって何か色気があって良いな」って思いました。
ミン:
なるほど。ストーリーのなかで明るみにはならないけれど、登場人物達のキャラクター設定が細かく施されている感がありましたよね。
渡部秀さん:
ストーリー自体があっという間に進むので、そういう、何気ない一つひとつのシーンに、キャラクター達の人となりが密に描かれていると思うんです。そういうところがすごく好きです。
大東駿介さん:
僕は具体的なシーンではないですけど、この映画を全体的に観たときに、CGもそうじゃないところも、画がすごくきれいなんですよね。本作では技術部のスタッフの半数がハリウッドから来てくださっているんですけど、カメラマンさんはハリウッドで活躍されている日本人なんです。彼は僕と同じ歳で、地元も同じで。大阪の堺市で学生時代を過ごした人間が、この映画で合流して、彼の作る美しい画のなかで芝居できたことが嬉しくて。ヒーローものという枠に収まらない空気感は、彼が描いてくれたものだし。あ、でも、シーンでいえば、はるか役の山本千尋ちゃんのアクションがめちゃくちゃカッコ良かった!
ミン:
たしかに!ソードアクションとか、本当にカッコ良かったですよね。
大東駿介さん:
ノーCGであのアクションができて、おまけにサイキックで。「誰が勝てんねん!」と思いました。やっぱり女は怖い(笑)。
渡部秀さん:
一番強いですよね(笑)。
ミン:
そうかも知れないですね(笑)。最後に、トーキョー女子映画部の読者に向けて、お互いのイケメンポイントを紹介していただけないでしょうか。
渡部秀さん:
いやもう、大東さんはイケメンの塊ですよ。考え方も男らしくて、周りを引っ張っていく引力がある。男としてすごくカッコ良いです。もちろんビジュアル的にも、長いまつ毛とか、男らしい眉毛とか、ステキじゃないですか!
ミン:
納得のご回答です!
大東駿介さん:
ははは(笑)!彼のイケメンポイントは、ポテンシャルの高さですよね。俳優としても指示されたことがすぐにできるし、何より体が使えるってステキじゃないですか。一緒にアクションシーンの練習をしても、彼は一発でできちゃう。すごいことだと思います。
渡部秀さん:
(すごく照れながら)いやいやいや、大東さんもすごかったですよ!
大東駿介さん:
いやいやー(笑)。
ミン:
ふふふ。イケメン同士のそういうやりとり、やっぱり大好きです(笑)!本日は、貴重なお話をありがとうございました。
2017年10月2日取材&TEXT by min
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2017年11月10日より全国順次公開
監督・プロデューサー・脚本・編集:岡部淳也
出演:大東駿介/渡部秀/山本千尋/タモト清嵐/春日光一/壇蜜/松崎悠希/藤田富/泉谷しげる/寺脇康文/吉沢悠
配給:プレシディオ
キルギス星人の侵略により、地球人類のほとんどが滅亡した2050年。極わずかな生存者のなかに、春日5人兄弟がいた。彼らは過去に時間移動し、キルギス星人を地球侵略開始前に抹殺することを計画する。巨大ロボットの設計データを敵から奪取することに成功し、宇宙人探知グラス、サイキック能力、強化スーツ“シルバー”の3つを手にした兄弟達は、2015年へと移動。祖先でもありロボット工学者の紅健一郎(くれない・けんいちろう)へ接触し、巨大ロボット“レッドバロン”の製造を懇願する。ロボット製作に同意するした健一郎だったが、一つだけ条件があった。それは、弟の健がレッドバロンを操縦すること。かくして健は、地球存亡のカギを握る壮絶な戦いに巻き込まれてゆく…。
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
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