今回は、芥川賞作家であり、お笑い芸人の又吉直樹が原作の本作で、主演の佐野勇斗さん、本郷奏多さんにインタビューをさせて頂きました。都市伝説、学生を演じること、俳優のお仕事、アーティスト活動についてなど、いろいろと質問をぶつけてみました。
PROFILE
野田耕太 役:佐野勇斗
1998年3月23日生まれ。愛知県出身。2015年に、映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー後、ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』『トドメの接吻』、映画『ミックス。』『ちはやふる−結び−』『青夏 きみに恋した30日』『3D彼女 リアルガール』などに出演。『凜-りん-』では、主演の野田耕太役を好演。また、俳優業以外に、7人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーとしても活動中で、「M!LK SPRING TOUR 2019“Treasure Treasure”」が3月2日(土)よりNHK大阪ホールほかにて開催。
天童義男 役:本郷奏多
1990年11月15日生まれ。宮城県出身。2002年に映画『リターナー』で俳優デビュー。以降、映画『テニスの王子様』『GANTZ』『進撃の巨人』『いぬやしき』などの漫画原作の実写作品で注目を集める。『凜-りん-』では、佐野勇斗と共にW主演を飾り、天童義男役を演じる。また、2019年は、舞台“MONSTER MATES”に出演をする他、4月19日公開の大ヒット漫画の実写映画『キングダム』にも出演。
マイソン:
本作は都市伝説がベースになっていました。子どもの頃に身近で流行っていた伝説ってありますか?
佐野勇斗さん:
友達の家に大きな穴があって、そこに鬼がいますって言われていました。結構大きい穴があって、それを奏多くんに話したら「防空壕じゃない?」って言われたんですけど、たぶん防空壕なんですよ。でも、昔は鬼がいるから近づいちゃいけないって信じていましたね。今は信じてないですけど、子どもの頃は近寄れなかったです。
マイソン:
子どもの頃だと怖いですよね。本郷さんはどうでしょう?
本郷奏多さん:
いや〜、ないですね。子どもだった頃は何かあったんでしょうけど、ちょっと覚えてないですね。
マイソン:
今回このストーリーや、ご自身の役以外も含む登場するキャラクターで共感した点はありましたか?
佐野勇斗さん:
仲間とか友情は大事だなっていうところに共感しました。
マイソン:
ですよね。本郷さんは結構カッコ良いセリフが多かったように思いました。
本郷奏多さん:
カッコ良いセリフなんてなかったと思うんですけど(笑)。
マイソン:
あれ(笑)?カッコ良いこと言うな〜、良いこと言うな〜と思ったセリフがいくつか印象に残ってます。
本郷奏多さん:
カッコ良かったなら、良かったです。
マイソン:
俳優さんだと大人になってもしばらく高校生役をやると思うんですけど、佐野さんは数年前まで高校生だったと思いますが、感覚的にはそんなに違和感はないものでしょうか?
佐野勇斗さん:
そうですね。高校を卒業してから2年経っていますが、卒業後も高校生役は結構連続してやっていたこともあって、そんなに違和感はなかったですね。
マイソン:
本郷さんはいかがですか?
本郷奏多さん:
遠い過去の話なので。でもまだちょこちょこやっているので、「まだ制服を着ることがあったか」と思いながら毎回制服を着ています。
マイソン:
毎回しっくりきているのですごいと思います。佐野さんはボーカルダンスユニット“M!LK”でも活躍されていますが、アーティストとして活動するのと、俳優として活動するのとで、両方に良い影響があると感じる部分はありますか?
佐野勇斗さん:
両方とも経歴としては短いので、お芝居も正直緊張するんですよ。スタッフさんがいっぱい見てるし、今回は少なかったですが、エキストラさんがすごくたくさんいる中でお芝居をやらないといけない時とかは緊張します。でも、M!LKとしてたくさんのお客さんの前でライブとかをやらせて頂いているので、そのおかげできっと緊張はまだ少ないのかなって思います。人前で何かするのって、ダンスとかでも結構感情表現があるので、そういう意味でも両方やっていて良かったなって思います。
マイソン:
なるほど。では原作が又吉直樹さんの作品ということで、お笑い芸人さん独特のユーモアを感じたところはありましたか?
佐野勇斗さん:
なぞなぞだったかな。
本郷奏多さん:
なぞなぞはよく大仏(須賀健太さんの役)が出していたよね。
佐野勇斗さん:
それの流れでちょっとツッコミがあったり。
本郷奏多さん:
あと神主のシーンじゃない?「絶対行くなよ」っていうのとか、ダチョウ倶楽部さんのネタを想起させますよね(笑)。
佐野勇斗さん:
確かに!「押すなよ」が押せっていう振りだったり(笑)。
マイソン:
確かにちょいちょいそういうシーンがありましたね。では、最後にトーキョー女子映画部にちなんで、映画好き女子が楽しむためにここが注目ポイントというのがあれば教えてください。
佐野勇斗さん:
怖いものがヤダっていう女の子もいると思うんですけど、意外と本当はそういう子って怖いのを観たいんじゃないですか(笑)。この作品は結構ミステリーなので、ミステリーの部分を観て欲しいです。
本郷奏多さん:
特別お金がかかっている映画でもなく、派手な映像はないですけど、それこそ映画好きの人からしたらおもしろい人もたくさん出てらっしゃいます。映画好きの人が観たらおもしろい映画なんじゃないかと思います。
マイソン:
本日はありがとうございました!
2019年1月25日取材&TEXT by Myson
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『凜‐りん‐』
2019年2月22日より全国順次公開
監督:池田克彦
出演:佐野勇斗/本郷奏多/須賀健太/亀田侑樹/櫻井圭佑/大沢ひかる/平祐奈/椿鬼奴/須田邦裕/金田哲(はんにゃ)/好井まさお(井下好井)/片桐仁/堀部圭亮/勝村政信/石田ひかり(友情出演)/山口紗弥加
配給:KATSU-do
「100年に一度、村から子どもが消える」という伝説が言い伝えられる村で、子どもが行方不明に。無邪気にふざけあいながら学校生活を送る耕太達は、事件の真相を探ることにするが…。小説「火花」で芥川賞作家となった、又吉直樹が書き下ろした初の長編を映画化。
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