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1987年6月3日生まれ/静岡県出身 |
今回はちょうどこの記事を書いている2010年6月に行われた第7回『東宝シンデレラ』オーディション記者会見でのお話を中心に女優:長澤まさみについてご紹介します。
日本映画界をリードする東宝が実施してきた女優発掘オーディション。1984年からスタートし、初代グランプリは沢口靖子、2010年に開催された第5回でグランプリを受賞したのが長澤まさみでした。このオーディションに応募したとき、彼女はまだ12歳。きっかけは友達のお母さんが持っていた新聞の切り抜きだったそう。背が高い彼女は当時モデルになりたいと思っていたそうで、もともと芸能界には感心を持っていたようです。そして、東宝の先輩、水野真紀に憧れていたこともあり、応募することに。履歴書はお母さんに書いてもらったそうですが、そのときジャズダンスを習っていたので「特技にジャズダンスって書いておくよ」と言われ書いてもらい提出したら、決勝で高嶋政伸さんに「踊ってみて」と言われてしまったようです。でも「内心“自信ないし、特技じゃねぇ”って思って踊りませんでした(笑)。そのくらいの正直さがあった方が良いと思います」と当時のことを振り返り、これから新たに応募する方にアドバイスをしてました。
決勝オーディションでは、「私が出場者のなかで一番年下だったので周りが堂々としているなかどうして良いのかわからないこともあって、ここにいていいのかという不安もありつつ、逆にそんななかに自分もいるというワクワク感でいっぱいでした」と語っていました。「人見知りの彼女は決勝戦でとても緊張していましたが、芯の強さを感じました」と当時審査員で参加していた水野真紀も語っていたとおり、これまでのエピソードを聞いても、“自分らしさ”をしっかりわかっている女性なんだと感じました。本人もこれから応募する後輩候補者に向けて「求められる素質もあると思いますが、私は自分の世界観や雰囲気を持っている人が良いと思います。その人が発している何かにみんなは何かを感じるのだと思うので、そういうところは大事だと思います」と話していました。まだ23歳なのにさすがしっかりしてますね。
水野真紀、当時16歳(1987年) | 長澤まさみ当時12歳(2000年) | 2010年の二人 |
長澤まさみと同じ東宝芸能に所属し、活躍してきた水野真紀は1987年に行われた第2回で審査員特別賞を受賞。きっかけは姉が持っていた新聞の切り抜きで、当時学校で男の子にふられたので見返してやろうと応募したそうです。記者から「受賞して、相手の男の子からは何か言われましたか?」と聞かれ、「何もなかったです(笑)」と思い出を語ってくれました。さらに「受賞後にグランプリの子と一緒に私も水着で写真をいっぱい撮られたのですが、グランプリにはケープがかけられていたけど、私は水着姿をさらけ出したままで、当時女子高生が水着で写真を撮られるなんて恥ずかしいこと極まりなかったので、撮影が終わったら即効控え室に戻って泣きました。そしたら、泣いている姿を見たスタッフの方が『あの子は悔しくて泣いてるんだ。根性がある』と言って、グランプリではないけど事務所に所属することになったんです」と、意外なエピソードを明かしてくれました。こういう世界に縁がある人は、そういう運を持っているのかも知れませんね。
第7回『東宝シンデレラ』オーディション 記者発表の模様は「女子目線で取材」ページに掲載しています。 |
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2010.6.23 TEXT by Myson