強い思想がある人達に囲まれ、閉鎖的に暮らしていると、思考はある程度皆同じように形成されていくでしょう。その方が“安全”だと考える人達もいるかも知れませんが、選択肢がないなかで一つの思考にとどまっている状況と、知恵や知識が備わり選択肢があるなかで自分の意志で持った思想とでは比べものにならないように思います。今回は、激動の人生を歩む主人公たちの物語をもとに、このテーマを考えてみました。
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<生きるために教育が必要> |
![]() 外の世界から知識や情報が遮断されると、比較対象がなくなり、自分にとって何が最善なのかを選ぶ予知もなく、与えられた状況を受け入れて生きることになります。世の中の仕組みや、他の国や人の思想などもわかった上で、生き方を選択できる環境の大切さを、先進国にいる私たちも理解しなければいけないと思います。 |
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<裕福でも偏った世界しか知らないことは危険> |
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今回ご紹介したような映画を観ると、将来のために良い学校に入って…という日本の風潮が、平和を前提に成り立っていることを実感します。当たり前に思っていることは、当たり前ではない。私たちが今目にしている平和もいつ変化するかわかりません。そう言った意味でも、平和な日本に暮らしていても、いろいろな世界を知ることが大事ですね。
2015.12.14 TEXT by Myson