良心を持つことはとても素敵で尊いことです。でも、良心につけ込まれてしまうことも世の中にはあります。今回はそんな事例を映画を通してご紹介します。
ツイートクリーピー 偽りの隣人
|
<ご近所付き合いは、どこまですべきか?> |
新しい環境で人間関係を作っていこうとするとき、楽観主義は必要です。でも、掴み所のない人物に出会い、どう付き合えば良いのかわからないときもありますよね?少々ストレスがあっても、「この人も根は良い人のはず」と思って、頑張って仲良くしようとする努力も素敵だと思います。とは言え、その努力はどこまで必要なんでしょうか?本作を観てしまうと、やっぱり第一印象で苦手な相手とは、無理をしてまで付き合う必要はなく、一定の距離を取っても良いのではないかと感じてしまいます。もちろん、後々良い関係が築ける場合もあると思いますが、何となく嫌な感じがするとか、無理して合わせているというストレスは、無視すべきではないですね。 |
ノック・ノック
|
<見た目で判断は難しい> |
相手が若い美女2人ということで、大人の男が襲われるわけがないと家に招き入れたエヴァン。でも、腕力の問題を超えて、予期せぬ罠が彼を待っていました。良き夫、良き父であろうとしていたエヴァンは、紳士的な態度を通そうとしていましたが、彼女たちは彼の良心につけ込んで、何かを企んでいる様子。「僕は彼女たちに親切にしてあげた」「女2人だから怖くない」というエヴァンの予想は外れ、後に彼女たちの罠にハマっていきます。怖いのは、彼女たちの目的が何かが最後までわからないこと。目的がわからないので、交渉する余地もなく、エヴァンは痛い目に遭わされてしまいます。エヴァンに非があるのかどうかは映画を観て個々に判断頂くとして、相手に不可解な言動が見えたら親切もほどほどに、突如自分の身を守らなければいけないときもあると、身につまされるストーリーです。 |
良心がある人ほど、罪悪感に囚われて、相手にドライに接することができないものですよね。良い人間であることと、自分の身を守ることの両立は難しいですが、さじ加減は自分で掴むしかなさそうですね(苦笑)。
2016.6.13 TEXT by Myson