一見腑に落ちない選択でも、視点を変えれば納得できることもあります。今回は、大きな選択をした主人公の物語をご紹介します。
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<彼女が人間だとするならば> |
![]() 結局のところ、生存者のなかで、大きな意味で“誰”を救うのかというテーマが描かれているのですが、メラニーを何者と認識するかによって、この選択が正解だったか、正義だったかが大きく変わってきます。この世で全員が同じ視点を持つことは不可能です。それは全員にとっての“正解”“正義”は存在しないという意味なのかも知れません。 |
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<諦めるのが先か、やってみるのが先か> |
![]() 復帰できると信じて努力するほうが難しいのか、すべてを諦めてから後悔してやり直すほうが難しいのか、彼は今できる努力をするほうが思いを実現できると考えたのでしょう。周囲がいくら難しいと思っても、信じる心を持つ者にとっては、難しいという次元を越えた選択ができるのでしょうね。 |
この世の多くの決め事は多数決で決まります。でも、いつも多数決が正しいとは限りません。どちらが正しいかどうかは人それぞれの視点によって違うはず。それでも、お互いにそれぞれの視点で物事を見ようとすれば、皆が臨む選択に近づく事ができるのかも知れないなと思います。
2017.7.10 TEXT by Myson