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『50/50 フィフティ・フィフティ』
2011年11月6日実施
鑑賞会&座談会・アンケート回答 計37名
第11回目となる部活はジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の『50/50 フィフティ・フィフティ』を観賞しました。実は同じ2011年12月にはガンに冒された患者が主人公の映画が3本も公開されるんですよね。それぞれに良さがありますが、そのなかでも本作は、コメディ要素もあり、友情も描かれていて、何より脚本家の実体験をもとにした映画と言うことで、リアリティがあります。また、その脚本家の友人であるセス・ローゲンが実際に劇中でも主人公の親友役をやっているのも興味深い点です。では、そんな本作の試写会と鑑賞後の座談会の様子をリポートします。
★鑑賞後に参加者全員に答えてもらったアンケート結果は「女子の本音を公開」のコーナーで掲載しています。
笑えるし、切ないし…いろいろな感情が出てくる本作について語った座談会の動画↓
今回は本作の配給会社アスミック・エース試写室にて観賞しました。当日は「地域、国、世界で、がん対策を最優先事項としていくために結束した草の根支援団体ジャパンフォーリブストロング」のリーダー、ビンジー・ゴンザルボさんが来場して下さっていたので、イエローバンドを皆さんに配布、観賞前にご挨拶をして頂きました。ビンジーさん自身がガンを患った経験を少しお話して頂きました。ジャパンフォーリブストロングについては、こちらをご覧下さい。
そして、本編の観賞をスタート。前半は笑いどころあり、後半は結構感動シーンがあるので、中には泣いている方もいたようです。鑑賞後は全員アンケートに答えて頂き、座談会にも参加の方は会議室へ移動。まずは簡単な感想を1人ずつ述べてもらいました。
観る前にあまり情報を入れない方は、「ポスターの雰囲気からコメディ色が強いと思って観たら、結構真剣な映画だった」という感想があったり、逆に「ガン患者が主人公の映画ってことでもっと深刻な感じかと思ったら、結構明るい映画だった」との意見が。始めの印象によって、感じ方が逆になるということでもおわかりのとおり、本作は両方の要素が入った映画なんです。
あと「患者や周囲の人の反応とか、描写がリアルだった」「この手のジャンルはお涙頂戴的な映画が多いけど、これはそういう風になっていないのが良かった」「日本ではたぶんこういう風な態度を取るのは難しいので、お国柄を感じた」という意見は皆さんほぼ共通に感じたところだったようです。
そして参加者のなかには実際に若くしてガンを煩った方や、身近な方がガンにかかった経験がある方もいらっしゃり、貴重なご意見を頂きました。本当にありがとうございました。実体験をされた方のお話では、「“今までと変わらず普段通りに接して欲しい”という思いと、あまりに気を遣われすぎない場合は“ちゃんと大切に思ってくれているのかな”という不安な気持ちとどちらの感情もありました。患者の視点でも観たし、お母さんの視点でも観て、自分と違う病気の人に接するときにどうしたら良いかわからない気持ちも共感できました。本作で主人公が自分勝手になっている点とかも逆に100%共感できない点が逆に良いと思いました」と語ってくれました。
もしガン宣告されたら一番に何をするかという質問には、「身辺整理をする」という方が多かったことに驚きました。皆さん、堅実ですね。一方で、「そのまま、いろいろなものを残したまま去る」という方もいて、死を現実的に考えたときに人の価値観ってはっきりするのかもしれないなと思いました。
1つの映画を観ていても、印象に残るシーンも、共感するポイントも、そこから発想することもさまざまなのがおもしろいですよね。そんなことを皆さんと会話することでいつも実感できる座談会は楽しいです。
2011年12月1日(木)より劇場公開
監督:ジョナサン・レヴィン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/セス・ローゲン/アナ・ケンドリック/ブライス・ダラス・ハワード/アンジェリカ・ヒューストン
配給:アスミック・エース
酒もたばこもやらないアダムは、27歳という若さで5年生存率50%という、まさかのガン宣告をされてしまう。そこからアダムの生活環境は一変。会社の同僚たちはよそよそしくなり、看病を買って出たものの恋人は重圧にやられそうだし、母親は同居を迫ってきた。そんななか、女好きの親友カイルだけは今までと変わらない。そんなカイルとバカをやったり、新米セラピスト、キャサリンのぎこちないカウンセリングを受けたりしながら、アダムはガンと戦う毎日を笑い飛ばそうとするが、徐々に闘病生活は過酷なものになり、平穏でいられなくなってしまう。
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『50/50 フィフティ・フィフティ』のアンケート結果報告ページはこちら