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『食べる女』
2018年9月21日より全国公開/PG-12
公式サイト 作品詳細 映画批評&デート向き映画判定
今どき女子の、食と人生観との関係を調査アンケート結果/女子358名が回答
さまざまな人生を送る女性達と食について描かれた映画『食べる女』。本作は、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香ら豪華女優陣の共演も見どころで、それぞれ演じるキャラクターに、女性なら誰かしらに共感したり、自分を投影することができます。そこで今回は、本作を女子に観て頂き、食や人生観について聞いてみました。
マイソン:まずは感想と、観る前に興味を持った点を教えてください。
Aさん:最近、食に関してすごく興味があったので、『食べる女』というタイトルを見て、食に関する話なのかなと思って観たいと思いました。観る前は、もっと食べ物がメインなのかと思っていましたが、結構人間ドラマで、そのなかで食がキーポイントとなっている印象でした。
Bさん:いろいろな年代の女性が出ている点と、食とセックスという女性の問題をいろいろな角度から観られるのかなと思って気になっていました。観て思ったのは、女性達がいろいろな人生を送っていて、悩みもあるけど、「それで良いんだよ」って肯定してくれているところが良いなって。
Cさん:キャスト陣がすごく豪華な映画で、美味しそうなものが出てくるのかなって想像していました。実際にすごく美味しそうな食事が出てきて、作ってもらえて良いなって。それに一生懸命に生きている女性達がそれぞれ描かれていて、元気がもらえるというか、私も頑張ろうと思えました。
Dさん:『食べる女』というタイトルから “食べる”と“女”がどう結び付くんだろうと気になりました。本作の登場人物は、仕事をして自立している女性が多かったのですが、やっぱり食べている時は、肩肘張らずに素の自分でなれるんだなって思いました。普段私は、外食で美味しいお店を探すことは多いのですが、自分で作って大好きな人と一緒に食べたくなりました。
Eさん:一言で感想を言うと、お腹いっぱいです(笑)。料理がすごく本格的で、美冬(鈴木京香)の作っていた割烹料理とか、すごく綺麗でした。私は普段あまり料理をしなくて、できるようになりたいっていう思いもあるので、もうちょっと作り方など詳しく知りたいなと思いました。でも卵かけご飯が登場したのは、女性1人のシンプルな食事っていう感じがして良かったです。マイソン:どの女性に一番共感しましたか?
Cさん:自分に近いのかなと思ったのは、ドド(沢尻エリカ)です。私も普段友達といる時に、わりとクールぶったりしちゃうので、そういう気持ちがわかる気がしました。
Bさん:若い子達にいろいろ思うところがありました。あかり(広瀬アリス)が普段は挽き肉女なのに、この男にはステーキ女でいこうって思うシーンで、最後に下した決断に「そう、それそれ!良かった」と思いました。 あとは、多実子(前田敦子)がラタトゥイユを作って待ってくれる彼に悩んでいて、「良い男だから捕まえときな」って思いましたね(笑)。
Fさん:私が共感できたのは多実子で、何も悪いところがない彼氏に悩んでいたところですね。私も元カレとか、特に悪いポイントはないんだけど、全然ときめかないみたいなのがあったので、「そうそう」と思って、すごく共感できました。
Eさん:美冬とトン子(小泉今日子)の若い子達を見つめる温かさが良かったなと思いました。そういう気持ちもわかるというか、自分もそうなりないなって思いました。
Dさん:共感っていうと、ドドです。仕事も生活も自分でできるんだけど、やっぱりどこか寂しいところがあって、でもそれを強がってしまうみたいな。実際に恋愛できるかもってなった時も強がってしまって、そういうところは似ているなと思いました。逆にあかりにはちょっと憧れました。好きなものは好きって、自分の感情をちゃんと表に出せる、そういう女性って良いなって。
マイソン:男性陣はどうでしたか?
Dさん:白石(勝地涼)は、女子力の高い男子で、学校で生徒にレシピを教えてもらったり、美冬にもレシピを聞いてメモしていましたよね。そういう男性って良いなと思いました。
Eさん:私はタナベ(ユースケ・サンタマリア)が、料理がプロ並みに上手で、カッコ良いなって思いました。
Fさん:でもベッドシーンでタナベが相手の耳元で何か囁いていましたよね。あれを自分がされたら、ちょっと怖いなって思います(笑)。
一同:うんうん(笑)。
Bさん:私はすごく良いなって思いましたよ。フェチ加減が素晴らしいなって(笑)。
Cさん:料理を作ってくれる男性はすごく良いと思いますが、あんまり相手が上手過ぎても自分がプレッシャーですよね。私はそんなに料理はしないので、“男の料理”みたいなほうが良いなと思います。
Bさん:修治(池内博之)は嫌な人だなと思ったんですけど、実際に手作り料理が良いという男性もいますよね。自分の母親が料理下手だったりすると、奧さんに家庭料理を求める人もいるので。でもこの作品自体は、手作り料理至上主義じゃないところが良いと思いました。凝った手料理でも、簡単な料理でも冷凍でも良いし、その時に自分が食べたいものをチョイスして食べるのが良いんだよって言ってくれている気がしました。
マイソン:修治には私も最初「えっ?」と思いましたが、私もそんなに料理が得意じゃなく、だんだん作るようになったので、旦那の立場だったら男の人ってああだろうなってちょっと反省の目で観ていました。男女共にですが、胃袋を掴まれるタイプの人って今も意外といますよね。マイソン:普段食べることを重視していますか?この映画を観て変化はありましたか?
Dさん:食のこだわりがあるというより、一緒に食べる人とどんな時間を過ごすかを重視しています。1人でいる時はお腹に入れば良いみたいな感じだったので、この映画を観て、やっぱり食事とメンタルって連動しているし、誰と食べるかは重要だなって感じました。たとえ1人でも、卵かけご飯を作って食べるのもアリだなって思いました。
Eさん:私は栄養バランスとか、食べるものとかを結構気を付けています。あとは食べる時間とか順番も気を付けています。コンビニで買うにしても、冷たいものばかりじゃなくて、お味噌汁も追加したり、いろいろ考えています。
Bさん:私は食べることがストレス解消なので、美味しいって思う瞬間が一番幸せです。美味しいものを気の合う仲間と食べるのも良いし、1人で食べるのも別に寂しくないかなって。だからトン子の自然なスタイルはすごく素敵だと思いました。「寂しい気持ちをずっと抱きかかえていると、自分の中で消化していく」みたいな台詞もありましたが、そういう感じで生きられるのは良いですよね。
Gさん:今までは、ただ美味しいと思うものばかり選んで満足していたのですが、この映画を観て、これからは誰かのために美味しいものを作るっていう気持ちも大事にしたいなって思いました。食べることについて、もっと真剣に考えたら、もっと世界が広がるのかなって思ったので、もうちょっといろいろなことに目を向けてみようと思いました。
マイソン:では最後に本作のオススメポイントを教えてください。
Bさん:ぜひ女子同士で観て欲しいです。同じ年代の人で観ても良いですけど、違う年代の人と行っても、それぞれ違う目線で観られて、その後の女子トークが盛り上がると思います。
Gさん:一緒に観るかどうかは別として、男性の意見も聞いてみたいですね。これだけ豪華キャストが出ていますし、男性はどういう人に惹かれるのか知りたいです。
Fさん:付き合っている彼とかで、全然食に興味がない人だったら、その彼を連れて行って観たいですね。それでちょっと食に興味を持ったり、影響があれば良いなと思います。
Dさん:やっぱり食べることが好きな子と一緒に観たいです。登場人物が皆すごく美味しそうに食べているので、そこもオススメだし、鑑賞後は一緒に美味しいものを食べながら映画の感想を言えたら絶対に楽しいと思います。
豪華キャストが演じる個性豊かなキャラクターにそれぞれ「あれはアリ!これはナシ!」と意見が挙がって大盛り上がりの座談会となりました。食に対しても関心が高まった方が多く、「簡単で良いから作ってみたい!」という声もたくさん挙がっていました。本作では、悩める女性達が登場し、食と人との関わり合いが描かれています。普段何気なく食事されている方も、本作を観たらきっと意識が変わり、さらに人生観まで変わるかも知れませんよ。ぜひご覧ください!
『食べる女』
2018年9月21日より全国公開/PG-12
監督:生野慈朗
出演:小泉今日子/沢尻エリカ/前田敦子/広瀬アリス/山田優/壇蜜/シャーロット・ケイト・フォックス /鈴木京香/ユースケ・サンタマリア/池内博之/勝地涼/小池徹平/笠原秀幸/間宮祥太朗/遠藤史也/RYO(ORANGE RANGE)/PANTA(頭脳警察)/眞木蔵人
配給:東映
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
通称“モチの家“と称された日本家屋の一軒家で1人暮らしをしている敦子(トン子)は、家に迷える女性達を迎えては、美味しい料理を振る舞うのが恒例になっていた。それぞれに違った恋愛観、人生観を持ち、悩みを抱える女性達…。美味しい食事をする習慣が、彼女達の生活を少しずつ豊かにしていく…。
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■完成披露試写会:小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香、筒井ともみ(原作者)、生野慈朗監督
■TJE Selection イイ男セレクション/ユースケ・サンタマリア
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© 2018 「食べる女」倶楽部
2018.8.10 event