2014年4月25日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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まさかそんな結末になるなんて本当にビックリでしたが、前作よりも数段オモシロくなっていました。今シリーズの前作のノリが何だか軽い気がして、“スパイダーマン”は個人的に悲壮感のあるドラマが好きなポイントだったためトビー・マグワイアが主演だったシリーズの方がテイスト的には好きだったのですが、今作で一気にドラマ性が強まったこともあり“アメイジング・スパイダーマン”シリーズも今作でかなり好きになりました。 前シリーズと今シリーズの大きな違いはヒロインですが(前シリーズのヒロインはメリー・ジェーン・ワトソン、今シリーズはグウェン・ステイシー)、合わせてそのヒロインとの恋愛観も異なります。恋人がピーターの正体を早い段階で知っているのかどうかでストーリー展開も大きく異なってきましたが、今作ではその恋愛が大きく展開します。とてもロマンチックなシーンもあるので、ラブストーリーとしても充分に楽しめるし、女子がキュンキュンしてしまうシーンが何度もありますよ。 そして、今回のキャストが本当にイイんです!まずはジェイミー・フォックス。最初は善良で真面目な一般人ながら少々不気味さも持っているキャラクターで、そのさじ加減が絶妙でした。次にオズコープ社の若き代表ハリー・オズボーンを演じたデイン・デハーンが本当に素晴らしい!今まで彼が演じたのは幸が薄くて貧乏なキャラクターが多かった気がするので、こういう若きセレブはどうなのかと思いましたが、見事にキャラクターにハマっていました。か弱く見え、何か心の内に秘めてそうでどこか危なっかしい雰囲気は彼独特のもので、ピーターと幼馴染みながらも後々憎しみを持つようになる悪役として、物語を今後も盛り上がてくれそうです。 “スパイダーマン”シリーズは映像がスゴイのはもちろんですがぜひ、音でも楽しんでもらいたい作品です。私が完成披露試写会で鑑賞したTOHOシネマズ日本橋は、ドルビーアトモスという最新鋭の音響技術が搭載されているとのこと。アクションシーンの迫力ある映像とともに耳に響いてくる演出効果音や、今回は悪のエレクトロにちなんでエレクトロミュージックが演出で効いていたり、音のおかげで臨場感が増しているといっても良いと思います。そしてやっぱり目でも臨場感を増すために、3Dでスパイダーマンがビルを飛び回るシーンを体感してください。 |
文句なしのデートムービーです。アクション、人間ドラマ、ラブストーリーがバランス良く入っていて誰を誘っても楽しめる要素があります。前作でのできごとに関わるシーンが多いので、今シリーズの前作は観ておいた方がより楽しめます。できれば事前に彼と一緒に観ておくと良いでしょう。今回はとてもロマンチックなシーンがあるので、カップルのムードが盛り上がること間違いなし!ただし、これから遠距離恋愛になることが決定しているカップルはここで本作を観てしまうと、心が揺らいでしまう可能性があるので覚悟しましょう。 |
キッズもティーンも楽しめる作品です。ストーリーもわかりやすいし、きわどいシーンなどもないので心配ありません。ヒーローであるために犠牲を払わなければいけないピーターの苦悩に焦点が当てられた本作。好きな人や家族、友人を守ろうとするピーターの気持ちになって観てみましょう。相手のためにやっているのに、相手に辛いをさせてしまうのは本人が一番辛いこと。でもこれから大人になればこういうことを経験することもあるでしょう。本作を観て相手や自分を大切にするってどういうことか考えてみるきっかけになればと思います。そして今回は意外なところでキッズが大活躍するので、最後はスカッとしますよ! |
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■TJE Selection イイ男セレクション/アンドリュー・ガーフィールド
■TJE Selection イイ男セレクション/デイン・デハーン
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2014.4.15 TEXT by Myson