■親切な方々に出会ったニューヨーク
■新ワールド・トレード・センターから自由の女神像のあるリバティ島、そして徐々にUPTOWNへ
■マッチョなニューヨーカーに助けられる
■ニューヨークにいる有名なあの牛はどこに?
■ニューヨーク/トランプ・インターナショナル&タワー【マイソンのブログ】
■アメイジング・スパイダーマン2
2014年4月25日より全国公開
事故が原因で電人エレクトロになってしまったマックスがタイムズスクエアへ。人々が混乱しスパイダーマンが登場するシーンが印象的に描かれています。そのほか、スパイダーマン・シリーズ自体がニューヨークが舞台なので、スパイダーマンが飛び回るシーンで街中のいろいろなスポットが観られます。
私がニューヨーク滞在中に観た『スパイダーマン』のミュージカルもニューヨークの街並みが印象的に舞台演出で登場していました。
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4人のイリュージョニストが集結する場所と、最後のイリュージョンの現場がニューヨーク。冒頭でアイラ・フィッシャーが演じるヘンリーがコーヒーを片手に出てくるシーンにご注目。アメリカのスタバでコーヒーを買ったら自分の名前を聞かれて「なんで?」と思ったのですが、他の人のコーヒーと間違えないようにカップに書くためだったんですよね。合理的。
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■ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート
2013年10月26日より公開
ニューヨークにある老舗デパート。このドキュメンタリー映画によると、デザイナーにとっては、ここに置いてもらえたら一流の証と言われるようです。映画でショーウィンドウにすごく気合いが入っていると知って見に行きましたが普通でした(苦笑)。買収されたあと経営者が変わってから、方針が変わったんでしょうか。残念。
■ビル・カニンガム&ニューヨーク
ファッション・カメラマンのビル・カニンガム(もうおじいちゃんです)が、長年住んでいたカーネギーホール(ホールの上階)。このドキュメンタリー映画のなかでも立ち退き問題が出ていましたが、かなり老朽化していて、使われているのかどうなのかがわかりませんでした。アンドリュー・カーネギー(このホールを寄贈した鉄鋼王と言われた大富豪)の思いはどこへ…。
本作のクライマックスで出てくるグランド・セントラル・ステーション。駅の作りはクラシックなのに、一角に唐突にアップル・ストアがあるあたりがニューヨークっぽいなと思いました。行ったら見覚えあるなと思ったので、ほかの作品でもたぶんよく出てきていると思います。
本作にはかなり頻繁にセントラル・パークが出てきます。でもこの公演はかなり広いので、一周するのは大変です。園内にはジョン・レノンが暗殺されたダコタ・アパートの向かいに位置するストロベリー・フィールズなど、名所がいくつかあります。ちなみにセントラル・パークの東側沿いに歩くとグッゲンハイム美術館やメトロポリタン美術館など、数々の美術館があります。
写真左はヴィクトリア・シークレット、右はタイムズスクエア
電車に揺られて約2時間半。時間も予定通りに19時前にニューヨークに到着。ニューヨークに赴任中の友人と待ち合わせをして、無事に合流。そのまま車で1時間ほどのニュージャージーにある友人宅へ移動。夫婦共に高校時代の同級生(日本人)なので、旅の緊張感も一気にほぐれ、子どもたちも含め一家と楽しいひとときを過ごしました。
次の日は、友人が早朝からニューヨーク内で開催のマラソン大会に出るとのことで、私も一緒にニューヨークへ移動。ニューヨーク初日に宿泊したのはトランプ・インターナショナル&タワー。あの有名な不動産王ドナルド・トランプが経営する五つ星ホテルです(この時期で1泊シングルで8万円くらい)。さすが朝の7時に着いてもちゃんと部屋に案内してくれて、温かいコーヒーをルーム・サービスしてくれました。部屋も予想通りにゴージャスですぐに出かけても良かったんですが、まだ朝も早いということで、今日一日の予定を立てるべく部屋にこもり、存分にゆったりとした朝を過ごしました(部屋の様子はマイソンのブログでご紹介しています)。
ニューヨーク観光初日は念願の自由の女神を拝みに行くことに。その前にルート上にある新しいワールド・トレード・センターに寄ることにしました。そして、いよいよメトロ初乗りです。朝なのでまだマシですが、日本と違って駅内が薄暗いのでちょっと怖じ気づきましたが、いそいそと切符を購入。毎回この雰囲気のなかお財布を出して切符を買うのは緊張しそうだなと思ったので、7日間乗り放題のチケットを買いました(3日間の滞在でしたが、3日間のパスというのは無く7日間用にしました)。
写真左は地下鉄(サブウェイ)のホーム、中央の写真は月曜朝タイムズスクエアからウォール街方面行きの地下鉄車内です。一番端の車両に乗っていたら一時無人になったので撮影しました。車内がキレイで次の駅が電光掲示板に表示されるタイプの車両もたまにありました。右側の写真は駅構内で演奏している人たちの様子です。ホームも含め、いつも誰かがどこかで演奏していました。さすが芸術の街、ニューヨーク!
案の定、日本のように親切な案内はあまりないので、適当な出口から出たら、人通りの少ないところに出てしまい焦りましたが、こういうときこそ落ちつくのが肝心。手短に場所をチェックすべく、近くのセブンイレブンの前に立ち、ワールド・トレード・センターの方向を確かめました。スマホに変えたばかりで使い慣れていませんでしたが、初めてグーグルマップを起動。これは便利ですね!慣れない場所で東西南北がわからないので現在地を確かめることができるのはとても助かりました。無事、人通りがあるところへ出て、新しいワールド・トレード・センターへ到着。ここまでくると観光客がたくさんいるので、自由の女神のフェリー乗り場まではあまり苦労せずに行けました。自由の女神像はフェリーで島へ行かなくても遠目に見ることはできますが、やはり間近で見る方が迫力もあり感動します。日本語のガイド音声が聞けるヘッドセットの利用も含まれて17ドル程度だったので、ぜひ島まで行くことをオススメします。また島からやフェリーからはマンハッタンが一望できるので一石二鳥です。
次に島から戻ったら、ウォール街から順に名所を巡ることにしました。グーグルマップの便利さを知って調子にのって使っていたら、電源がガンガン減りだしたので、夜の緊急時に置いておくべく、旅行本を中心に見るようにしました。ニューヨークは銀座や京都のようにほぼ碁盤の目に近い構造なので、慣れてくると位置関係が把握できてきます。初日はブロードウェイ沿いにダウンタウンからアップタウンに向かって移動することにしました。
左からウォール街、中央はクライスラー・ビル、エンパイア・ステート・ビル
1ブロックあたりの距離があまりないので思ったよりも歩いて移動できるし、名所が多いので歩いていれば自然に着くこともありました。でも時間短縮のため、ポイントごとに地下鉄に乗ることにしました。UPTOWN側とDOWNTOWN側へ行くルートがそれぞれあると知らずに、グーグルマップの検索で出てきたアルファベットのルートの電車に乗っていたのですが、その検索ではどの電車が乗るべき電車なのかがよくわかりません。あるときホームで「この電車はタイムズスクエアに行きますか?」とお姉さんに聞くと、「大丈夫よ。私もそこで下りるからあなたのことを見ててあげる」と言って、ちゃんと駅に着いたときに合図してくれました。この優しさには感動!こうやって奇跡的にずっと運良くちゃんと目的の駅に着いちゃっていたのですが、夕方にちょっとした失敗。もう地下鉄もお手のものだなと調子に乗り始めていたのですが、2つ先の駅が自分のホテルがあるコロンバス・サークルという駅のはずなのに着かない…。もうだんだん暗くなる頃なので、このまま遠くへ行くと治安の悪い街へ行ってしまいます。即座に隣りに座っていたお姉さんに聞くと、「逆の電車だから、次で下りて乗り換えて」と言われました。そして次の駅で降りようとドアの前に立っていると、わざわざ先ほどのお姉さんが立ち上がってこちらまで来て「UPTOWN方面に行く電車に乗り換えないとダメだよ」と
警察に見えない構えのNYPDはタイムズスクエアのど真ん中にあります。 |
念を押して教えに来てくれました。なんと親切なことでしょう。またまた感動!このときに初めてUPTOWN行きかDOWNTOWN行きがあって、数字が大きい方のストリートに行きたいときはUPTOWN方面に乗れば良いと知りました。そして、もう一つ、自分の失敗から学んだことは、カード(切符)を読み取り機に通したときに「GO」という表示が出ている間に通らないと、その後8分間、その切符では通れなくなるということ。日本のようにカードのデータを取り消してすぐにどうぞとはやってくれませんでしたが、おかげでそういう仕組みだということを知りました。
ニューヨーク二日目は、いよいよミュージカル鑑賞!満席で観られないということがないように日本で予約していきました。たくさん観たかったのですが、今回は観光メインなので“スパイダーマン”一本だけ。これが凄かった!あの世界観を舞台でどう演出するのかなと思っていましたが、とてもよく考えられた演出でした。これは必見です!で、鑑賞前に事前にバウチャー(予約書)を持って旅行社で引換券をもらう必要があり、ホテルも2泊目はタイムズスクエア近辺にとっていたのでチェックアウトのため戻らねばならず、午前中はあまり要領良く回れませんでした。でも、ホテルの近所のセントラル・パークを少し歩いてみたり、近所にたまたまあったディズニーのビルを外から眺めたりして12時にチェックアウト。タクシーは渋滞しそうだし、地下鉄もへっちゃらになったので、この日泊まるホテルまでは地下鉄で移動してみました。でも、またしてもちょっとしたトラブル。地下鉄の入口は鉄の棒が放射線状になっているのを回して入るのですが、スーツケースの高さが引っかかって通れません。前の日に「GO」表示の間に通らないと8分通れないと知っていたので、何とか棒を前に動かしてスーツケースを倒してしたからくぐらせ、難を逃れました。
タイムズスクエアのトイザらスのなかにあるスイーツ屋。見た目は最高だけど、やっぱり日本人には甘すぎた。 |
コツをつかんだので、出るときは同じ要領でと思っていましたが、降りた駅の出口でスーツケースを倒そうとしていたら、子連れのお父さんが「手伝ってあげるよ」と言ってスーツケースを肩に抱えて通ってくれました。なんと親切な!「ありがとう!」と深く感謝してニコニコ歩いていると次に長い階段が現れ、覚悟を決めて登ろうとした瞬間、またしても先ほどのお父さんが運良く現れました。今度も上まで持っていってくれましたが、あの重い大きなスーツケースを肩に担いで一気に駆け上がるとはなんとマッチョな!表情はニコリともしない黒人さんでしたが、それが余計にカッコ良くてまたまた感動!ほんとニューヨークの人って親切です。
左の写真はニューヨーク在住の新しいお友だちとお茶したカフェで食べた不思議なスイーツ。お腹が空いてて適当に頼んじゃったら、予想と違って甘くなく、正直おいしいとは言えませんでした(笑)。中央はミュージカル『ロミオとジュリエット』の看板。オーランド・ブルームがロミオ役と知ってビックリ!とても観たかったけど時間がなく断念。右の写真はニューヨーク・タイムズ本社。
そんなこんなで無事にタイムズスクエアのど真ん中にあるホテルへ到着。お昼に日本に在住のアメリカ人の友人から紹介してもらった映画のお仕事をしているお友だちを紹介してもらい、カフェでお茶をしました。初めは英語で頑張って会話していましたが、彼も日本に長年在住していたので日本語ぺらぺらということで、途中から日本語に。一人旅でホームシックになりそうなところをちょいちょいこうして会ってくれる人がいたから、ほんとに楽しく過ごせました。で、生まれも育ちもニューヨークのという彼に「ウォール街の牛って、英語でなんて言うの?あの牛がすごく見たいんだけど名前がわからず見つけられなくて」と言うと、「チャージング・ブルだよ」と教えてくれました。“牛”は次の日に無事見つけられましたが、ニューヨーク三日目はお昼過ぎには出発せねばならず、結局美術館は外から見るだけに終わりました。でもお土産にMOMAグッズだけ買って、とりあえず今回の旅行でやりたかったことはやりつくしました。
左からメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク近代美術館(通称MOMA)。ワシントンDCに負けず、ニューヨークにも美術館や博物館がたくさんあります。
8月下旬の旅行でしたが夜の8時頃でも薄暗いという感じで日が長く、結構有意義に過ごせました。でも夏とは言え、日中と朝夜との寒暖の差が激しく、ホテルほか建物内はいつもキンキンにクーラーで冷えているので、寒さに弱い日本人女子はトレーナーなど温かい服装を一枚でも持って行くと良いと思います。
この短期間によくこんなに廻ったなあと思うほどの弾丸ツアーでしたが、アメリカ映画が大好きな私としては、映画でたびたび登場するスポットを生で見ることができて本当に感激でした。今度はぜひ1箇所1箇所をゆっくり観てみたいし、博物館、美術館、ミュージカルを堪能したいと思います。皆さんもワシントンDC、ニューヨークには一生に一度は行くべきです!
2013.10.7 TEXT by Myson