2014年4月12日より全国公開
東映
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高校生でつきあってもいない2人が急に同棲なんてありえないと思って観始めたのですが、少々強引ながらも一応理由がちゃんとあったので意外に抵抗なく観ることができました。モテるけれど女子に興味がなさそうで人を寄せ付けないクールさを持つ久我山柊聖のキャラクターが真相を知るうちにだんだんカッコ良く見えてきます。そして彼に振り回される西森葵は女子としては発展途上なタイプですが料理が上手というギャップがあったり、それなりに女子としての可能性を秘めている点でイケメン男子との恋なんて期待していない普通の女子に共感しやすいキャラクターなのだと思います。…と私はかなり客観視してしまってますが(笑)、どんな年齢の女子も女子高生の心で素直に観ればキュンキュンするところは満載です。こういう少女漫画の映画化作品はシチュエーションや展開の強引さに「ない、ない」と思ってしまったらおしまい。そもそも漫画の世界のお話なんだから、リアルさはさておき、ヒロイン気分で観ることをオススメします。 |
中高生カップルのデートには向いている作品でしょう。同じ世代の主人公たちのストーリーに素直に共感できると思います。他の世代のカップルは、同棲というテーマに着目してみるとおもしろいかも知れません。同棲となると良くも悪くも相手の生活も見えてしまいます。だから、余計な心配や不安を抱くこともあります。そういった感覚を疑似体験するのもアリでしょう。またやっぱりおいしい料理を作れることが武器になるということもわかると思います。同棲を考えているカップルは参考にしてみたり、「同棲しない?」と誘いたい人は観た後に相手に切り出してみてはどうでしょうか? |
キッズでも問題なく楽しめます。同棲というシチュエーションではありますが健全な同棲なのでキッズが観て心配な要素はあまりありません。中高生はドンピシャで楽しめる内容だと思いますが、これはあくまで映画なので、「自分も同棲したい」なんて軽はずみな考えはマネしないように。高校生で自活するのは本当に大変です。そのあたりは映画と割り切って楽しみましょう。 |
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2014.3.17 TEXT by Myson
※正式名称では「・」の部分は中抜きのハートマークです。文字化けするためここでは「・」としています。