2013年10月5日より全国公開/R-15
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト 予告編
松本人志監督作『大日本人』『しんぼる』と比べてテーマがとてもわかりやすく、思ったよりもだいぶ観やすかったです。後半はだんだんと世界観が濃くなってきて意味不明な部分も出てきますが、そもそもSMの世界という非日常を描いているし、設定を気にしたりリアリティを追究すべきタイプの映画ではないので、とにかくこのハチャメチャ感をありのままに楽しもうというスタンスで鑑賞しました。そうはいっても映画というより完全にテレビで観るコントのようになっていては我慢なりません。でもそこは演技派の大森南朋が主演を務めていることで映画らしくなっています。個人的には渡部篤郎が登場してきたあたりからの展開が笑えるシーンも多く好きですが、一つ衝撃的なシーンがありました。これはある意味チャレンジですね〜。タブーを笑いにするのはどこまでありなのかを試しているようにも思います。冗談が通じない人はきっと怒りますね(笑)。 そんな部分も含め、松本人志監督のチャレンジ精神を感じさせる内容でした。女子の皆さんにはM男のキモさをジャッジしてみたり、女王様気分で「私ならこうする」なんて想像してみたり、いろいろな楽しみ方をして欲しいと思います。 |
SMクラブと聞くとエッチで際どい映像があるのかなと考えてしまいますが、本作はあくまで笑いに徹しているので気まずくなるようなシーンはありません。ただ、もしもあなたの彼氏や旦那さんがM男だったら過敏に反応するかも知れません。試しに連れて行くか、目覚めたら困るので連れて行かないかはあなた次第です。そういう心配がないカップルは気楽に観て一緒に笑ってください。 |
子どもだって観られるはずだと思っていましたが、まさかのR-15。というのも1シーンだけ引っかかるシーンがあるんですよね。内容は言いませんが、大人は観ればこのシーンのことだとわかるはずです。高校生以上のティーンは観られますが、ウブな人はこの世界観に引いてしまうかも知れません。でも大人の度が過ぎたジョークに過ぎないので、あまりいろいろと深く考えずに気楽に観て欲しいと思います。 |
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2013.9.13 TEXT by Myson