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M男に捧げるムチ映画
日本でも性の話題がだいぶオープンに語られるようになりましたが、本気でMの人が「私はマゾヒストです!」と公言できる世の中にはまだなっていないですよね。でも、きっと身近にもいるはずのM男さん。今回はあなたのための映画をご紹介します。
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秘めたM男の欲求、映画鑑賞で解消しましょう
『R100』
2013年10月5日より全国公開/R-15
息子と二人で静かな毎日を過ごしていた主人公はある日【ボンデージ】という謎のクラブに入会します。そのクラブから派遣されるのはあらゆる特技を持った女王様たち。「いつもあなたのそばに…」という店のポリシーに従って、予期せぬときにも日常のなかに彼女たちが出没します。これでもかと言わんばかりに、プレイをしてくる状況ですが、相当なM男の場合はそれすらも快感なんでしょうね。
自分のMな部分の限界を試してみたい人は、本作を観て「俺ならもっといける」「ここまでは欲しない」というのを想像しながら観てみると良いのではないでしょうか。
ただし、ここまでレベルの高いM男さんは、大体の女子には受け入れられませんので、普通の女子とつきあいたい場合はカミングアウトはやめておきましょう。
©吉本興業株式会社公式サイト 会見リポート
映画批評/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
『地獄でなぜ悪い』
2013年9月28日より全国公開
本作にはM男が2人登場します。1人目は堤真一が演じているヤクザの池上。血みどろで倒れている自分に対して物怖じしない少女ミツコにハートを奪われ、幼少の頃から芸能活動をしている彼女が成長しても彼女のファンであり続けています。池上の場合はプレイに快感を覚えるというよりもS気の強い女子の言葉や態度に快感を覚えるようです。この程度のM男さんならきっと世の中にゴロゴロいますよね。
そして2人目のM男は、星野源が演じている公次です。池上と同じく幼少の頃のミツコを知っています。彼女のファンだった公次は、大人になってから偶然にもミツコに遭遇。二階堂ふみが演じるミツコ(成長後)が、父親が仕切る武藤組の者たちに家に連れ戻されるのを避けるために、道ばたで会ったばかりの公次に彼氏のふりをするように頼みます。でも、さすがヤクザの娘だけあって、ミツコは肝っ玉が据わっているばかりでなく、かなりの女王様気質。自分を捨てた男の家に行った際にとった彼女の行動はかなりクレイジーです。でもなんだかかっこいい(笑)。そうして危険な状況に巻き込まれながらも、まんざらでもない公次はかなりのM男だと思われます。
この2人に関しては、一般女子としてはギリギリ許容範囲でしょう。探せば好みの女性が見つかるかも知れませんね。おそらく自覚していないM男だと思いますが、本作を観て自分にも置きかえて客観視してみると良いでしょう。
©2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会公式サイト 映画批評/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
『猟奇的な彼女 』
素敵な純愛を描いた作品なんですが、観ようによってはM男が喜ぶ内容ですよね。チョン・ジヒョンが演じる女子は、まさにツンデレの典型。でも、超わがままな女子が男子を振り回している程度なので、SMプレイとは違います。自分がMとは認めたくない、ただの優しい男だと思いたいMかじり男子にオススメの作品です。
『ノルウェイの森』
好評発売中 映画批評/デート向き映画判定
言い寄ってこられると興味を示さず、ツンデレ女子になびいてしまう人は、松山ケンイチが演じる主人公のように相手を選ぶタイプのMでしょう。誰にでもSな部分とMな部分があるので、このタイプは厳密にいうとM男ではないかも知れませんが、ちょっと女子に振り回されてみたいという人は本作がちょうど良いでしょう。
『マリリン 7日間の恋』
好評発売中 映画批評/デート向き映画判定
軽めのM男さんにオススメです。そこらの女に振り回されるのは気にくわないようですが、自分が認める女であれば何をやられても受け入れるタイプです。この程度なら誰でもなる可能性はありますね。でも、逆にマリリン・モンローのような上玉に振り回されるのは夢のまた夢なので、せめて映画で楽しみましょう。
度合いに寄るので『R100』の主人公レベルに達していない人は、どこからがM男なのかは正直判断が難しいですね。そして美女からいじめられるのはアリだけど並みの女子には…という人も多いと思うので、TPOに寄る部分もあるでしょう。でも、本気のMに目覚めてしまったらSMクラブは相当ハードルが高いし、一度その道に踏み込んだら戻ってこられるのかわかりません。映画くらいで我慢しておくのが無難ですよ(笑)。
2013.9.17 TEXT by Myson