ヴェルサイユ宮殿にまつわる作品は過去にもありましたが、本作の場合は庭園建築に焦点をあてたお話だったので新鮮でした。実話ではないようですが、実際にヴェルサイユ宮殿の建築に携わった方はたくさんいるわけですし、本作のような人間ドラマがあったのかもと想像するだけでワクワクしました。また17世紀というまだまだ女性が働く環境が整っていない時代のなかで、女性庭師が自分の力で成功していく姿は、現代女性にも通ずる共感ポイントでした。
本作は『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役でお馴染みのアラン・リックマンが、監督、脚本、出演を兼ねており、主人公をケイト・ウィンスレット、その相手役をマティアス・スーナールツが演じています。ケイト・ウィンスレットは、いつもよりちょっとぽっちゃりしているなと感じたのですが、撮影当時は第3子を妊娠中だったそうです。本作で彼女が演じたサビーヌにも子どもがいる設定だったので、彼女がどんな想いで演じていたのかが気になるところです。マティアス・スーナールツは『君と歩く世界』にも出演していたイケメン俳優ですが、今回はロングへアが素敵な心優しい紳士役を演じていて、さらに好感度がアップしました。そんな2人が演じる大人の恋愛にも注目です。本作は1人の女性の生き様とラブロマンスの両方が楽しめる作品です。ヴェルサイユ宮殿や当時の歴史にもより興味が持てると思うので、ぜひいろいろな角度から本作を楽しんでください。 |
ラブロマンスが描かれており、エッチなシーンなどもないのでデートに最適な作品です。大人の恋愛が描かれ、オシャレな衣装や宮殿の様子も見られるので、大人カップルのオシャレなデートには特にオススメです。観終わったらぜひヴェルサイユ宮殿やフランスの歴史について話し合ってみましょう。またこれを機に彼が働く女性についてどう思っているのか聞いてみるのもアリです。 |
キッズもティーンも観られますが、不倫関係から始まる男女の恋愛はキッズには複雑だと思うので、もう少し大きくなってから観ることをオススメします。ティーンは、ラブストーリーだけでなく庭師という仕事やこの時代の女性の生き様に注目してみましょう。主人公は女性であることから周囲から偏見の目で見られることもありますが、そんな環境下でも自分の実力で頑張っていきます。ぜひそんな彼女を参考に強くたくましい大人を目指しましょう。 |