2011年4月23日より全国公開
東宝
公式サイト
前作に引き続きアクションシーンに結構力が入っていて、見応えがありました。今回の星人は見た目は人間なので接近戦もアクションの立ち回りがいろいろあって楽しめました。女性キャストも結構頑張ってます。 メインキャストの3人と、田口トモロヲはこの世界観でも割と自然に演技しているので救われましたが、やっぱりこういうコミックの映画化のときって演技が大袈裟になってしまうのか、もともとその人がそうなのか、演技クサさを感じる役者さんもいたのが気になりました。 全編通しては、本作はテーマが結構しっかりしている分、鑑賞中や鑑賞後にいろいろ考えを巡らせる楽しさがあります。命の使い方、人間はなぜ戦うのか、人のために戦うことの意味など、哲学的なテーマが描かれているのがおもしろいです。結末は少しだけ希望を残して終わりましたが、あの時点ではあれがパーフェクトアンサーだと思います。でもそれ以上をどう想像するかは、観た人それぞれに違いそうでそんな余韻を残すストーリーに共感しました。 |
後編となる今作には結構恋愛要素が含まれていて、ロマンチックです。好きな人のために戦うということはどういうことなのか、男の立場、女の立場、両方から考えることのできる設定でもあります。アクションシーンが多く、斬ったり斬られたり、打ったり打たれたりが多いですが、目を背けるほどにグロい描き方はしていないので、この手の映画をあまり観ない女子でも大丈夫です。全体的に見応えのある作品なので、普通に楽しめるのでデートで観るにも良いと思います。 |
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2011.4.3 TEXT by Myson