2016年10月1日より全国順次公開
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![]() 好きなことを職業にしている人は特に「やり甲斐を感じられる仕事=稼げる仕事・評価される仕事とは限らない」というジレンマに悩まされることが多々あると思いますが、イーサン・ホークも同じ悩みをシーモアにぶつけます。そんなイーサンが、人生の岐路に立ち、金銭的な成功のためではなく、もっと有意義な人生にするためにどうすれば良いのかシーモアに尋ねるシーンや、シーモアと教え子の対話のシーン、ナレーションで語られる独白には、印象深い言葉がたくさん出てきましたが、世間のものさしで計った幸せではなく、シーモア自身が自分にとって何が幸せかをはっきりとわかっているからこそ、その言葉には説得力があります。シーモアの数々の言葉から、「答えは結局は自分が握っているのだ」と私は解釈しましたが、彼の宗教観や哲学にとても共感しました。頭で理解している段階から、彼のようにもっと深い部分で理解できるようになるには、まだまだ人生の修行が必要ですが、この映画を観て、メンターの1人に出会えた気がします。 |
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2016.9.12 TEXT by Myson