2017年9月9日より全国公開
ツイン
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時速300キロで疾走する高速列車内で、突然ナゾの感染症が発生し、感染者達は次々と凶暴化!非感染者の血肉を喰らおうと襲いかかってくるから、さぁ大変!!!スピード×密室×パンデミックという三重奏の恐怖に、人を貶めてでも生き残ろうとする人間の卑しさや、愛する人を守ろうとする気高き愛が交錯して、車内はもうドッロドロのグッチャグチャ!「あ〜やだやだ、人間って〜」と呑気に観ていたのもほんの束の間で、次々と襲いかかる怒濤の展開に、気づけば手汗と興奮もノンストップ状態になっていました(笑)。そんな絶体絶命のエキセントリック映画を生み出したのは、アニメ畑出身の監督、ヨン・サンホ。生存本能によほど自信のある方でも、この車内で生き抜くのは至難の業でしょうが、何よりコワいのはやはり人間の本性。もう、人のイヤ〜なとこ突いてくるよね、この監督は(笑)!興奮のままに書き連ねてしまいましたが、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督や“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズのジェームズ・ガン監督も唸ったという本作は、数多の“Zモノ”をご覧になってきた方でも、きっと興奮できる作品だと思います。ちなみに、筆者は本作を4DXで鑑賞したので、ジェットコースター感もハンパじゃなかったですし、細かな表現にこそ4DXの良さを感じられて、大満足でした。ScreenX版の上映もあるそうなので、いろんなバージョンで鑑賞するのもおもしろそうですね! |
デートで観ればアトラクション感覚で大いに盛り上がれるでしょう!…と言いたいところですが、注意点もあります。“極限状態で愛する人を守れるか”という、究極の愛の踏み絵を描いた作品でもあるので、観賞後は「もし、あんなことが現実に起こったら守ってくれるぅ〜?」なんてライト感覚で聞こうものなら、不穏な方向へ流れることもあるでしょう。パートナーの愛に絶対の自信がある人以外は、そういった話はしないほうがいいかも知れません。(世の中には、突き詰めないほうが幸せでいられることもあるんですよ…) 誰と観ても楽しめますが、女子同士で観るのは特にオススメ!正直なところ、筆者は主人公のソグを演じるコン・ユ目当てで本作を観たのですが(笑)、ストーリーが進むにつれて、強くて優しいサンファ役のマ・ドンソクがどんどんかっこよく思えてきて、恐怖におののきながらも「コン・ユとマ・ドンソク、あー、どっちにしよう」と心の中でずっと考えていました。映画に集中しながらも、心の片隅でこんなよこしまなことを考えられるなんて、女子って業の深い生き物ですよね!(…って、あれ?業が深いのは筆者だけ?)さておき、上映後は女子トークも大いに弾みそうな本作、気心の知れた仲間同士の集いで観るのにもオススメの1作です! |
小さなキッズは興奮よりも恐怖が勝ってしまいそうな作品ですが、小学校高学年くらいになれば、思いっきり楽しめる作品だと思います。家族で観に行くにもピッタリですが、お父さんの愛と強さが試される内容なので、気弱なお父さんは気合いを入れて観てくださいね! |
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2017.8.16 TEXT by min