2016年11月26日より全国公開
東映
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大学の研究所施設から違法生物兵器が盗まれ、雪山に隠されたまま犯人が事故で死亡。わずかな手がかりだけで探し出すハメになった研究員の栗林(阿部寛)の奮闘を描くサスペンス・エンタテインメントです。原作は東野圭吾の同名小説で、監督はNHKの人気バラエティ番組『サラリーマンNEO』や連続テレビ小説『あまちゃん』の演出を手がけた吉田照幸監督。ヒットメーカー2人のタッグと聞くだけで期待が高まりますが、ドキドキハラハラの展開と、スキーやスノーボードで雪山を滑走するシーンのスピード感、そしてクスっと笑える場面が満載で、期待を裏切らない楽しい作品に仕上がっています。阿部演じる栗林のツイてなさとドジっぷりが何より笑えるのですが、柄本明、ムロツヨシといった個性派俳優のコミカルな演技も見どころ。さらに、濱田龍臣、志尊淳、望月歩、前田旺志郎ら期待の若手俳優達が顔を揃えるのも本作の注目ポイントです。自身の特技を生かしたという大島優子の華麗なスノーボードテクニックも見事で、危険滑走区域でのスリリングな滑走シーンも一発OKだったいうから驚きます。大島ファンなら絶対に見逃せない作品の1つでしょう。 |
ロマンティックな作品ではありませんが、スリルと笑いがいっぱいでデートでも気楽に観られる作品です。スノースポーツを一切やらない筆者でさえ「滑るのって、気持ちよさそう!」と思ったくらいですから、スキーやスノーボードが好きなカップルなら一層楽しめると思います。観れば雪山に行きたくなるのは必至だと思いますので、ゲレンデデートに憧れている人は、ぜひカップルでご覧ください。 |
お互いを思いながらも素直に気持ちを伝えられない父と息子、傷ついた母親を思いやる子どもの複雑な感情。本作では、2つの不器用な親子愛が描かれています。誰が観ても楽しめる作品ではありますが、思春期のキッズやティーンは、共感できるところがたくさんあると思います。気まずくなるようなシーンは出てこないので、お友達と観ても家族で観てもオーケーです。 |
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2016.11.16 TEXT by min