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ザ・マミー／呪われた砂漠の王女

2017年7月28日より全国公開
東宝東和
公式サイト

古代エジプト絡みのストーリーは大好きなので、設定だけで興味が湧きました。歴史的な話がガッツリだとややこしいという印象になってしまいますが、本作はシンプルな内容で誰が観てもわかりやすいと思います。トム・クルーズは50代半ば（2017年7月現在）にして相変わらず二枚目の役をやっていて、しっかり上半身を見せるシーンも忘れていません（笑）。もうそろそろ脱がなくても大丈夫ですよ～と思ってしまいますが、年齢からすれば立派に鍛えているのはさすがですね。そして私が何より目を奪われたのは、呪われた王女を演じたソフィア・ブテラ。ダンサーとして類い希な才能を持ち、今では『キングスマン』『スター・トレック BEYOND』など超話題作に出演する女優になりましたが、本当にいつも存在感がスゴイ！今後の女優としての活躍に期待大です。
本作は、“ダーク・ユニバース”という、ユニバーサル・スタジオによる巨大プロジェクトの1つとして作られましたが、本作でトム・クルーズが演じたキャラクター（ネタバレになるので秘密）と、ラッセル・クロウが演じたヘンリー・ジキル博士に加え、今後ジョニー・デップが演じる透明人間、ハビエル・バルデムが演じるフランケンシュタインの怪物がどう絡み合っていくのか本当に楽しみです。で、全然関係ないですが、トム・クルーズはペネロペ・クルスの元恋人、ハビエル・バルデムは今の夫…、ショービズ界ですからよくあることかも知れませんが、何だかソワソワします（笑）。そういったことも含め、“ダーク・ユニバース”のスタートを切る本作、見逃せませんよ。

ちょっぴりラブストーリーもありつつ、アドベンチャーがメインなので、デートで観るのに程よい内容です。蘇る人達が少し不気味ですが、ホラーほどの怖さはないので、ほとんどの人は許容範囲だと思います。本作をきっかけに、2人でエジプト旅行に行く計画を立ててもいいかも。

小さな子どもには怖いかも知れませんが、小学校中学年以上なら、これくらいのスリルは楽しいでしょう。ストーリーはわかりやすいので、興味があれば観てください。エジプトは映画のネタになることが多いので、映画が好きな人は1度エジプトを旅して、実際にある遺跡などを観ると、よりリアルに本作のような世界観の映画を楽しむことができますよ（私も1度エジプトを旅して価値観が変わりました）。

2017.7.19　TEXT by Myson