2014年10月24日レンタル開始(左記ジャケットはセル用です)
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人々が、“無欲”“勇敢”“高潔”“平和”“博学”という5つの派閥に分類され、生活している世界。子ども達はある年齢になると、適性テストを受けた上で、選択の儀式によって、その後生きていく派閥を選びます。主人公のベアトリスは“無欲”に生まれながら、“勇敢”として生きることを選択。でも、“勇敢”に入るにはいくつもの難関をくぐる必要があり、苦労しながらも彼女はメキメキと力を発揮していきます。シリーズ1作目となる今作では、トリスの成長と芽生えた恋を中心に描いていて、青春物語の要素も多くあります。SFアクションでありながらも、キュンとする展開もあり、若者が特に共感しやすい作品だという面もありつつ、テーマが哲学的なので、大人が観ても見応えは十分。5つの派閥について、「“平和”と“無欲”が若干被ってるんじゃな〜い?」と個人的には思いましたが、ぶっちゃけ“平和”はあんまりストーリーに出てこないので、思ったほど気にならなかったです。…って、それはそれで気になるところではありますが、まあ許容範囲ということで(苦笑)。 キャストがすごく豪華なのも見どころの一つで、主演のシャイリーン・ウッドリーを始め、マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、人気ミュージシャンであるレニー・クラヴィッツの娘ゾーイ・クラヴィッツや、テオ・ジェームズなど若手キャストがまず魅力的で個性的なメンバーが集まっています。そして、ケイト・ウィンスレット、アシュレイ・ジャッド、マギーQなど大人女子勢も豪華。シリーズのうち今作はまだ近未来感が少なめですが、続編では近未来の世界のアイテムなども観ていてワクワクするので、ぜひシリーズ通して観てください。 |
基本的にはSFアクションですが、主人公トリスと、彼女を助けるフォーのやりとりにはキュンとします。カップルで観ると、好きだけど素直に好きって言えない男女の初々しさに共感するはず。続編なので、「続きも一緒に観よう」と自然に次のデートも誘いやすいですよね。 |
物語の設定を理解する事を考えると、すんなり楽しめるのは小学校高学年くらいから上かなと思いますが、解釈の度合いには個人差が出ると思います。深く観ようと思えば深く観られる、普遍的なテーマが掲げられているので、高校生や大学生は、哲学的視点で観ると、もっと見応えを感じると思います。 |
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2014.8.7 TEXT by Myson