2016年2月19日レンタル開始(左記ジャケットはセル用です)
シリーズ1作目では、主人公トリスが、生まれついた派閥“無欲”を捨てて、新しい派閥“勇敢”として生きる道を選び、成長していく姿を描いていました。でも、彼女は実は“無欲”“勇敢”“高潔”“平和”“博学”という5つともに適性する“異端者=ダイバージェント”であるがゆえに、命を狙われることになります。今作はその後を描いており、“異端者”の存在意義が明かされることになります。ざっくり言うと、「価値観が同じ人同士が固まって生きていれば平和に過ごせるのかどうか」というテーマが描かれてきたわけですが、「人間をそんなにくっきり分けることは可能なのか?」「派閥を分けても、他の派閥(価値観の違う人達)と関わらずに生きるのは可能なのか?」という次なるテーマが、今作では描かれいています。こういう哲学的なストーリーはとても好きなので、今作も楽しめましたが、まだまだ謎は多く残ります。そして、結末でなぜこういう世界ができたのか、真相を知る糸口が見えます。本作は、主人公トリスの活躍ぶりを楽しむ、アクション映画、SF映画として楽しむという娯楽的楽しみはもちろん、“人間とは何ぞや”という大きなテーマを探る視点が、私には一番見応えがあります。ここで観終わると不完全燃焼になるので、ぜひこの後に続く最終話まで観ることをオススメします。 |
トリスとフォーのロマンチックな関係は、デートで観る2人にも良い作用を起こすのではないでしょうか。ラブシーンも露骨ではないので、許容範囲でしょう。アクション、SF、ラブストーリー、哲学…と観方がいろいろあるので、誰が観てもそれなりに楽しめると思います。シリーズものなので、できれば前作を一緒におさらいするのがオススメ。次作もあるので、デートの回数も稼げそう。 |
世界観を理解するには、キッズには少し難しいかも知れません。小学校高学年くらいならある程度ついていけると思いますが、テーマの深い部分まで理解できるかどうかは個人差が出そうな気がします。シリーズものなので、前後を観ないと不完全燃焼感があると思います。テーマをより深く理解するには、全話観て欲しいと思います。 |
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