2018年8月10日より全国公開
東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
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良い意味ですごく振り回されて、いろいろな意味でとてもおもしろいです。テーマは何度も変容しているように見えて、最後は純愛、忘れられない人とのラブストーリーとして着地させるとはお見事。セックス、結婚がテーマであり、そこに男女それぞれの性(さが)や、理想と現実のギャップなどが描かれていて、心理学的、哲学的なおもしろさが満載でした。男女関係においては特に深い思慮と忍耐が必要で、若気の至りとはこういうことなんだなと、反面教師的に勉強になる部分もあります。最初と最後はとてもロマンチックですが、中間がかなりシュールなので、恋愛映画が苦手という人でも楽しめると思います。 |
見た目露骨にエロチックなシーンはそれほどありませんが、性について男女の考えのズレを描いている点で、デートで観ると多少気まずい要素もあります。起承転結の、”転”くらいまでは、カップルにとっては辛辣な内容に思えるかも知れません。でもその分、反面教師的に観るならば、カップルで一緒に観ることに意義があると思います。最後まで観るとロマンチックなムードも感じられるので、初デート以外なら、アリでしょう。 |
意外に性的話題が生々しいので、これはキッズにはまだ早い内容です(笑)。綺麗事では済まない男女関係について描かれていて、若い皆さんにとっては恋愛に対する理想を壊す内容も含まれますが、主人公は若いカップルなので、高校生以上なら、そう遠くない感覚で観られると思います。むしろ、若い皆さんが今観ておくことによって役立つメッセージもあるので、興味があれば観てみてください。 |
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2018.7.30 TEXT by Myson