2017年10月7日より全国公開
東宝、アスミック・エース
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好きになってはいけない相手に対する熱い思いを、ずっと心に秘めたまま生きていく、とても切ないラブストーリー。こんなに報われず、もどかしい状態が続く恋愛なら、自分ならさっさと次にいっちゃうと思いながら冷静に観ちゃったのですが(笑)、この恋の美しさ、尊さはすごく映画的です。松本潤がこういった役柄を演じたのも新鮮で、教師としては頼りがいがあるようで、男性としては救ってあげたくなるキャラクターをリアルに演じていました。そして、坂口健太郎の演技も見事で、両極端な面を持つ男性にゾッとさせられつつ、「こういう奴、いるいる」と思いました。とにかく、男性キャラクターについては女子トークが弾みそうですが、男性の感想も聞いてみたいところです。あと、最後がちょっと腑に落ちないなと思ったのですが、気持ちに整理がついたからということなのか、これまた討論のし甲斐があります。しっとりした世界観に浸るのもありですが、ぜひ誰かと一緒に観て、終わったあと語って欲しい映画です。 |
とてもロマンチックだとは思いますが、忘れられない恋を描いているので、カップルで観ると複雑な気持ちになるかも知れません。ましてや、そういう影を感じながらも交際しているカップルなら、余計な不安を注いでしまいそう。昔の恋を引きずっているまま、誰かと付き合っている人は、本音を話せる友達と観に行って、これを機に吐き出したいことを全部吐き出して、気持ちを整理しましょう。 |
年上の人、先生に本気の恋をするって、中学生以上ならありそうですね。キッズにはまだピンとこないと思いますが、思春期のティーンなら、かなりリアルに感情移入できると思います。ちょっと背伸びをした恋を疑似体験したい人は観てみてください。 |
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2017.9.27 TEXT by Myson