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02 10月

胸キュンエピソードで暴走する行定監督を松潤が制止!?『ナラタージュ』

Posted in 未分類 on 02.10.17 by Merlyn

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督

高校教師と生徒として出会った男女が時を経て再会し、決して許されることはないけれど、一生に一度の恋に身を焦がす姿を描いた恋愛映画『ナラタージュ』。本作は、2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生原作の同名小説を実写化した作品。そんな本作の公開に先駆け「“一生に一度の恋をした人”限定!スペシャル試写会」と銘打たれたイベントが9月27日に都内で行われ、主演の葉山貴司を演じた松本潤、ヒロインの工藤泉を演じた有村架純、泉への思いから嫉妬にさいなまれていく小野玲二を演じた坂口健太郎、そしてメガホンを執った行定勲監督が揃って登壇しました。

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督イベント開始のブザーが鳴っただけで歓声が上がるほど、冒頭から異様な盛り上がりとなった本イベント。ゲストが登場すると、会場は割れんばかりの拍手と声援に包まれました。そんな熱気のなか松本が「こんばんは。葉山先生です!」と口火を切ると、会場からは悲鳴のような大歓声が!有村も「葉山先生が登場した瞬間、すごい(笑)!本当に皆さんに観ていただきたい作品ですので、最後まで楽しんでください!」と興奮気味に挨拶し、続いて坂口も「いや~、熱気がすごい!僕も思わず歓声をあげたくなります!」と満面の笑みを浮かべました。そんななか、行定監督だけは「この歓声が作品を観終わった後は、どんな感じになるのかな。たぶん皆さんの想像とは違う、3人の役者魂をひしひしと感じながら作り上げた映画です」と、ちょっぴり意味深な表情を浮かべました。

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督公開を間近に控えた今の心境について松本は、「ドキドキしています。すごく明るいハッピーなラブストーリーではないので、皆さんの今まで経験してきた恋愛と重ね合わせて、どう受け取ってもらえるか興味があります。何年か経って皆さんが恋愛していくなかで“ああこんな映画あったな”って思い出してもらえるような、記憶に残る作品になってくれたらいいですね」と語りました。続いて有村は、「撮影は一年前ですけど、あっという間でした。公開されると私のなかにある『ナラタージュ』という作品がなくなってしまう感じがして、ちょっと悲しい気持ちにもなりますね」と、喜びと寂しさが混在する複雑な思いを語りました。
坂口も「僕も本作の撮影後にいろいろな役に携わりましたが、やっぱりこの役の何かがずっと残っているんですよね。映画が公開することで、やっと解き放たれるというか新しい気持ちになっていく。少し不思議な感情です」と語り、10年間も企画を温め、ようやく映画化を果たした行定監督は、「メインキャストの3人は10年前ではあり得なかった。3人を待つための10年だったのでしょうね。映画って、キャスティングのスケジュールが合わなかったから別の人にしようとか、無理くり作っちゃう時もあるんです。でも、作られるべき時に作られた作品は幸せなんですよ。今回、キャスティングはすごく重要でした。恋愛劇って皆さんの非常に身近な感情ですよね。だから、ここに映っているものに特別なことはないんです。だからこそ、嘘がつけないっていうかね。嘘をつかずに演じてくれる役者が必要で、この3人はそういう人だったということ」と、それぞれに思い入れの深い作品であることを伺わせました。

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督「お気に入りのシーンや、大変だったシーンは?」というMCからの質問に松本は、「架純ちゃんの表情が崩れる姿。監督とも話していたんですけど、感情をあらわにするからこそ、表情が曇ったり、崩れたりもする。体当たりで演じたから、それが如実に出てくる。そこに観てくださる皆さんが共感してくれるんじゃないかと思います」と、有村の渾身の演技を絶賛。それを聞いた有村は、「葉山先生に対して、“何なんだろう”という思いもあったし、いろいろと複雑でした。憎しみはないけど、ある…みたいな。泉が葉山先生に対して“あれ?なんか聞いていることと違うぞ!”っていう出来事があるのですが、葉山先生を問い詰めるでもなく、わかったうえで寄り添うっていう…。そこから泉の戦いは始まった感じがしました」と、泉としての複雑な恋心を語ると、ニヤニヤしながら聞いていた行定監督が「今怖かったね。“なんか違うぞ!”っていう架純ちゃん、すげー怖い(笑)。僕はね、(印象的だったシーンは)いろいろあるんですけど、架純ちゃんの表情とか、土下座。ここはもうクライマックスの前だから盛り上がっちゃいけないけど…痛いね。すぐ、泉は土下座しちゃうからね。女が土下座する…とんでもないよね。でも、切ない。愛の表現ってMなのかSなのか、ねじ曲がっている。土下座がひとつの見どころ(笑)」と、気になる発言で作品への期待を煽りました。

ここからは、会場に集まった観客が事前にアンケートとして書いた“一生に一度の恋のエピソード”から、登壇者が一番気に入った純愛エピソードを選んで発表するというコーナーが展開されました。なかでも一番会場が盛り上がったのが、行定監督が選んだという下記のエピソード。

“一年に二回しか会えない、従兄に恋をしてしまいました。関係が壊れるのが怖くて気持ちは心にしまったままですが、今でも会うとドキドキします。親戚の集まりがなくならない以上、続くであろう甘酸っぱいときめきです”

 

映画『ナラタージュ』舞台挨拶、松本潤、有村架純、坂口健太郎、行定勲監督このエピソードが読み上げられると、行定監督は突然「エロい!」と叫び、会場は大爆笑。さらに監督が「結局、ラブストーリーって障壁があればあるほど燃え上がるんですよ。この映画でいえば、先生と生徒っていう社会的には抑圧しなきゃいけない関係とかね。従兄っていうのは、実際は結婚できるんですけどね。親戚の集まりで、オジサンとかが酔っ払っちゃって、オジサンが寝ている横でキスなんかしたくなっちゃった日にはね…。でも、イイところで寝言に邪魔されちゃったりしてね。いや、すごいですね!これ映画化決定ですね!」と妄想を爆発させると、松本から「妄想が激しいです(笑)!」と強めのツッコミが入り、この様子に有村と坂口も大爆笑。終始和やかにイベントが進んでいきました。

最後は松本から会場に集まった人々に「すごく苦しくて、傷ついて、恋愛って何なんだろうなっていう感情を掻き立てられる濃いラブストーリーになりました。皆さんに今日この場で観ていただいて、一生に一度の恋とか、自分の中ですごく大切だと思う人を考える、そんな時間にしていただけたらと思います。たくさんの方に愛されて、たくさんの方の心に残る作品になってくれたらうれしいです!」とメッセージが贈られ、にぎやかな雰囲気のなかイベントは終了しました。

美しくも複雑な恋愛感情を赤裸々に描く純愛ストーリー『ナラタージュ』は、2017年10月7日より全国公開です。

試写イベント舞台挨拶:2017年9月27日取材 TEXT by min

 

映画『ナラタージュ』有村架純『ナラタージュ』
2017年10月7日より全国公開
公式サイト
配給:東宝、アスミック・エース
©2017「ナラタージュ」製作委員会

 

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