2017年5月13日より全国公開
パルコ、ハピネット
公式サイト
ラブあり、アクションあり、コメディありの一度で何粒もおいしいストーリーで、最後までテンポ良く観られました。主演はアナ・ケンドリックとサム・ロックウェルで、この2人が演じる男女が運命の出会いを果たし、恋に落ちたかと思いきや、実は彼が暗殺者で…という衝撃の展開が待ち受けます。その後2人がどうなるのかは本編でご覧頂くとして、まずはアナ・ケンドリック。彼女はやっぱり可愛いですね!本作では、落ち着きのない女の子役を演じていますが、コメディタッチな役柄も本当に上手です。本作ではお得意の歌はなしですが、サム・ロックウェルとちょっと変わったダンスをするシーンがあるのでご注目ください。 一方サム・ロックウェルが演じる殺し屋も、ターゲットではなく暗殺の依頼主のほうを殺すという変わったキャラクターで、殺人シーンも多いのですが、そこが上手い具合にユーモアを交えたシーンに変わっているのがすごいなと思いました。サム・ロックウェルの演技がお見事なのはもちろん、本作の脚本家が『クロニクル』『エージェント・ウルトラ』などを手掛けたマックス・ランディスであることも大きなポイントだと思います。 これだけいろいろな要素が詰まっていると、一言でどんなジャンルの映画とは言い表せないのですが、ラブストーリー、アクション、コメディのどれか一つでも好きな要素があれば、きっと楽しめると思います。デートや、友達同士で観に行っても盛り上がりますよ。 |
本作において恋愛要素はかなり重要な部分ではありますが、失恋女子と暗殺者が運命の出会いをするという点からして現実にはなかなかないシチュエーションなので、自分達の恋愛に重ねて観るというよりも、全体を通して笑えるところは笑って、ハラハラするところはハラハラしてと、ジェットコースターのようなストーリーを2人で楽しみましょう。いろいろな要素が詰まった作品なので、もしかしたら男女で観るポイントが違う可能性もありますが、そんな感想の違いまで一緒に楽しめたら、それこそ運命の相手なのかも知れませんね(笑)? |
R指定はありませんが、ちょっと残酷な殺人シーンもあるので、キッズは中学生くらいになってから観ることをオススメします。ティーンの皆さんは、アクション、恋愛、コメディの要素をそれぞれ楽しんでご覧ください。本作の主人公の場合は、運命の人だと思った相手が暗殺者だったという衝撃の事実が発覚しますが、もし付き合った相手に衝撃の事実が発覚したら、自分だったらどうするのか、ぜひこの機会に考えてみてください。これから皆さんはきっといろいろな恋愛を経験していくと思いますが、相手を見定める目をきちんと持って運命の人を探してくださいね。 |
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2017.5.1 TEXT by Shamy